チャレンジサイクル・シーサイドコース90kmに参加して
昨年の大会と打って変わり、今年は12月としては最高の天候でした。初参加のチャレンジサイクリングは、地元大和村を通るシーサイドコースにエントリーいたしました。
いよいよスタート!チヂン(太鼓)の声援に手を振る余裕もあり、地元大和村のエイドまで余裕で到着することを目指しました。
ところが一時間ほどで私は最後尾付近を必死でペダルをこぎ出す始末。増えすぎた体重と腰痛が重なり、意外にもダラダラと続く傾斜に体力を消耗し「リタイヤ」が頭をよぎりました。
最初の難所、瀬戸内町と宇検村と境、久慈峠上り口周辺で大勢の「ガンバレ!ドンドンドン」鳴り響く太鼓や声援、「よ〜し!行ける所まで」声援を力に峠を上り切り宇検村へ。すでにお尻が麻痺しており喉もカラカラ。しばらくすると湯湾エイドに到着、助かったぁ〜。飲料水、バナナ、餅など美味しいものが並んでいるが、制限時間まで余裕もなく、急いで口に押し込みお礼を言い宇検村から大和村の峠へ挑む。
途中、前を走る女性のチェーンが外れるトラブル!チェーンを直してあげた後、彼女とお互い励ましながら進むとスタッフから「あと1kmで頂上ですよ!」の声。きつい体でバイクを押したり乗ったり、すると路面に残り100mの文字が。時間内のチェックポイント通過が見えてきた!
そして余裕で通過するはずだった地元、大和村エイドに到着。何やらニタニタするスタッフたち。どうやら私が時間内のチェックできるかどうか賭けていたらしい(汗)。休憩ブースには黒糖・餅・スポーツ飲料などが準備されている中、特に甘い「あげもち」は最高でした。
しばしの休憩をとりエネルギー充填。職場前では同僚から大きな声援を受け、そして最後の奄美市ゴール手前の峠も何とかクリア。「よ〜し下ってゴールだ」と、残り1kmに差しかった下りで、突然前にスタッフのオートバイが。「あれ?何だろう」と思った瞬間、後ろから気配を感じたと同時に真っ赤な物体が疾風のように走り去る「うそ〜!」。なんと240kmの選手でした。圧巻でした。カラダの痛みまで忘れるほどの驚きのまま、無事に時間内でのゴール。
南大島の起伏の大きさを身をもって体感した、思い出に残る奄美大島チャレンジサイクリングでした。
和泉豊一