パワースポーツは「第13回日本山岳耐久レース
〜長谷川恒男カップ〜」に協賛しました! |
10月9日(日)・10日(祝)の2日間にわたって開催されました「第13回日本山岳 耐レース〜長谷川恒男カップ〜」に今年も協賛しました。 このレースは東京都あきる野市五日市をスタートし、奥多摩山域71.5kmを24時間 以内に歩き、走り、時には眠りながらスタート地点に帰ってくるという日本最大規模の山岳レースです。制限時間は第一関門(22.66k地点)スタート後9時間以内(PM10:00)、第二関門(42.09k地点)はスタート後15時間以内(AM4:00)、第三関門(58k地点)はスタート後21時間以内(AM10:00)に通過しなければその時点でレース終了となります。 参加者は年々増加し、今年はついに2,000名を突破して2,288名(出走者数2,005名)となりました。大会当日は雨、スタート地点の気温は20℃で山頂付近では10℃以下とこの時期にしては低く、レース条件は決してよいとは言えず、本レース初挑戦の参加者やビギナーにとっては厳しい状況でのレースとなった模様です。 レースは第一関門を突破した選手は1,902名(94.9%)、第二関門を突破した選手は1,290名(64.3%)、第三関門を突破した選手は1,113名(55.5%)、そして、制限時間24時間以内10日PM12:00までにフィニッシュした選手は1,111名で完走率は55.4%でした。(昨年の完走率61.5%) しかし、走り続けるトップグループにとっては、泥まみれのコース状況以外は気温も安定しており、各関門での通過タイムも例年よりもよく、優勝した鏑木毅選手のタイムは昨年の優勝タイムを25分上回り8時間14分09秒でした。女子は櫻井教美選手が9時間21分05秒で総合でも15位に入り優勝しました。 今年も受付会場の五日市会館では、来年のトレンド商品や新機能を紹介するアウトドアスポーツメーカーやアウトドアスポーツ専門販売店のブースが立ち並び、アウトドアスポーツフェスティバルのような盛り上がりを見せていました。もちろんパワースポーツのパワーバーブースも舞台中央に出展させていただき、多くの選手のみなさんに立ち寄っていただきました。 日本最大規模の山岳レースということで、大会に関わるスタッフのみなさまはレース準備を含め、大会運営には大変苦労されたと思います。事前にコース指示板や電光機など取り付けていただいたスタッフのみなさま、雨が降りしきる中レース前日から走路員としてコースに配置いただいたスタッフのみなさま、各関門で選手を励ましていただいたスタッフのみなさま、本当にお疲れさまでした。来年も山岳レース、そして奥多摩山系を愛する選手たちが多く参加すると思います。どうぞ、よろしくお願いいたします! |
■大会名 日本山岳耐久レース ■開催日 2005年10月9日(日)、10日(月) ■天候 雨時々曇り ■気温 9日PM1:00 20℃/10日AM12:00 9℃ ※三頭山山頂 ■参加申込者 2,288名(男子2,020名、女子268名) ■出走者数 2,005名 ■関門通過者 第1関門1902名(通過率94.9%) 第2関門1290名(通過率64.3%) 第3関門1113名(通過率55.5%) ■完走者数 1111名(完走率55.4%) ■リザルト 男子 優勝 鏑木毅 8時間14分09秒 準優勝 横山峰弘 8時間15分09秒 3位 雨宮俊祐 8時間44分49秒 女子 優勝 櫻井教美 9時間21分05秒 準優勝 間瀬ちがや 9時間47分14秒 3位 鈴木博子 12時間15分06秒 ■大会ホームページ http://www.togakuren.com/13th-taikyu/13th-top.htm |
滝川スタッフ完走記 昨年に引き続き2年連続の参戦だ。昨年は初挑戦ということで、どこでどのような練習したらよいのか、レースには何を持っていけばよいのか、何もかもが不安で挑んだレースだった。案の定、道に迷い、がけから転げ落ち、アルカリ電池が切れてライトはつかず等など、なんとも散々な結果となってしまった。 この夏から秋にかけて、主催大会の運営やPRイベントが立て込み非常に忙しい時期だが、出勤前の早朝スイムで心肺機能を高め、帰宅後の深夜、階段の上り下りを繰り返し、忙しいなりに万全の体制で挑んだ今回のレース。目標は昨年の記録13時間17分を上回ること、欲を言えば12時間30分以内とした。また今年はパタゴニアの篠さん、モントレイルの新木さん、そしてパワーバーの滝川の3名でチームPMPを結成。プレッシャーのかかる中、レース当日を迎える。 スタート前、チームPMPで気合を入れ、とりあえず最初だけでも先頭にとスタートライン上に立つ。PM1:00一斉にスタート。今熊神社までのアスファルトをトップ集団は勢いよく走り抜ける。ここは飛ばしたいところだが、全長71.5kmの長丁場のレースなので、ここは抑え100位くらいをキープして第一関門22.66k地点の浅間峠に向かう。そして、第一関門をスタート後3時間3分37秒(PM4:03)で通過。ここでの順位は60位。まずまずと休まず先を行く。 この頃から雨が強くなり路面は最悪のコンディションで、下りは相当気をつけないと滑り台のようにすっ飛んでしまう。登りも滑ってのぼれず、変に力を入れると所々が攣ってしまい、どうして良いのやら。そして、このコースの最標高1527m三頭山頂上を目指すが、足の攣りがひどくなり、その都度パワージェルを摂取し攣りを抑えていたが、パワージェルの在庫があと8個となり少々不安になる。三頭山をやっとの思いで越え、第二関門の月夜山まで一気に下るのだが、下りが不得意なので早い人に先を譲って、攣らないようにゆっくりと進んでいく。第二関門42k地点に到着。登り坂で幾人か抜いたのかスタート後6時間36分26秒(PM7:36)でここでの通過順位は56位だ。ハイドレーションバックの水がなくなり、1.5リットルの水を補給。足を入念にマッサージし攣らないようにと足に念じて、第三関門を目指しスタートした。 昨年はこの先で道に迷ったので、一人では行かず数人で進んでいった。(というか不安なので後ろについて行った。)御前山を越えたあたりで、同レベルの約6〜7名のグループが形成され、いつの間にか攣りも収まり、気持ちよく走ることが出来きるようになる。大岳山の急登を乗り越えたら、一気に第三関門の御岳山まで下る。ここは大きな岩が泥に隠れ気をつけないと大怪我になると、グループはややスピードを落として進んでいく。そして、第三関門58k地点に到着。スタート後9時間43分22秒(PM10時43分)で通過順位は60位。ここまでは出来すぎ。フィニッシュまであと13.5k。目標12時間30分突破も見えてきた。「潰れなければ11時間台も可能かも。いやいや高望みすると飛んでもないことになるから、抑えて抑えて」と自分にいい聞かせ、フィニッシュに向かった。 偶然にも自分が所属しているトライアスロンチームメンバーと一緒になり(潰れそうな自分のペースメーカーとなってくれた関谷さん、本当にありがとうございました。)2人でフィニッシュを目指す。65k地点の表示幕を過ぎ、あと約6k。眼下にあきる野市の町明かりが見え出した。昨年もだがこの地点で涙がにじんでくる。悪路で暗闇の中、小さなヘッドランプの光を頼りに進んできた道のり。なにが楽しくて真夜中こんなに苦労をして山々を駆け巡るのか。傍目にはそう思うのは当然のことだろう。このレースの魅力は。と聞かれてもすぐには答えることが出来ない。だけど、このレースに挑むと決めた時からもう迷うことなくこのレースにのめり込んで行く。スタートが近くなるにつれ身体が熱くなり興奮してくる自分がそこにいる。そしてもう一回このレースの魅力は、と自分に問い直した。「一言で言い表せないのがこのレースの魅力だ!」たどりついた答えだった。深く考えるのはよそう。 奥多摩山系全長71.5kを走りぬきいよいよ感動のフィニッシュ。門を曲がればフィニッシュゲートはすぐそこ。その前に一旦立ち止まり、みんなが見えないところで涙をぬぐい、ウィンドブレーカーを脱ぎチームウェアを前面に出してフィニッシュに備える。そして、みんなが待つフィニッシュゲートをくぐった。「一言で言い表せないのがこのレースの魅力。」と語ったが、このフィニッシュの瞬間に沸き立つ感動が一番の魅力なのかもしれない。さて、来年のハセツネ。早速トレーニング計画を立てるとしよう。 |
滝川スタッフの成績 |
第一関門 3時間03分37秒 通過順位60位 |
第二関門 6時間36分26秒 通過順位56位 |
第三関門 9時間43分33秒 通過順位60位 |
総合タイム 11時間26分15秒 総合順位59位(2005名中) |
40歳代年代別順位11位(485名中) |
今回の持ち物 |
ウェア パタゴニア |
シューズ モントレイル |
ショートパンツ パタゴニア |
ソックス ザ・ノースフェイス |
ジャケット サロモン |
キャップ パワーバーオリジナル |
バックパック ハイドラパック |
ハイドレーション ハイドラパック |
ヘッドランプ ブラックダイヤモンド |
サプリメント パワーバー 4本 |
パワージェル 12個 |
アミノバイタル 4袋 |