16年前日本交通公社という優良企業を退職し、PowerBarといういかにも「アメリカ!」というネーミングのサプリメントを販売する会社を立ち上げました。当時サプリメントというとゼリータイプのものが主流で、テレビCMや新聞広告など莫大な広告費を掛け全国に広まり始めた頃でした。
日中夜スポーツショップ、アウトドアショップ、サイクルショップ等、全国を飛び回り少しづつ取り扱いを増やしてきました。数少ない休日は郵便局、年末年始は神社でアルバイトの日々が6〜7年間位続き、生きてる仕事してるなぁ〜と充実感を感じながら生活をしていたことを思い出します。
発売した頃は、各地のマラソン大会でPRを行っていたのですが、ゼリータイプのサプリメントが強力で締め出されたこともあり、当時は珍しい登山レースに注力し全国のレースに出店しました。全国と言っても当時はハセツネ、北丹沢、富士登山競走位しかありませんでしたが。
けれど東京マラソン。ビビッときて、これは参加しなければと銀行からお金を借り第一回目から出店。今年10回目となる記念大会も出店し皆勤賞です。最初の3〜4年は販売が伸びず苦労しましたが、「継続は力なり」とその言葉通り、続けていくと認知されるものです。ここ数年で飛躍的に普及し、あの不思議な味のパワージェルが一般ランナーに受け入れられ始めました。
4年後の東京オリンピック。それまでにさらにPowerBarが一般スポーツに広がるよう頑張りたいと思います。