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 OSJ箱根トレイルレースが終了した。開催に向け実際に準備を始めたのは3年前。今までのイベントの中で一番準備期間が長く、許可申請を得るのも非常に苦労したので感慨はひとしおだ。準備を始めた当初は、国が管理する国立公園、複数にまたがる自治体、登山道を管理する複数の事業社、箱根町の複雑な諸団体など問題は山積みだった。複数にまたがる自治体では箱根のハイキングマップを見ると、今回のレースコースは箱根町の中で完結しているように見えるが、実際は「箱根町」「小田原市」「南足柄市」「小山町」「御殿場市」「裾野市」「三島市」「沼津市」と8市町にまたがる。当然、各市町の警察署、消防署の許可または承認が必要となり、各署へ説明にまわった。コース上で事故があった場合、その場で101番、119番通報をすると、場所によっては小田原署であったり沼津署であったりと通報場所が違ってくる。どんな通報があるかを想定して各署へ説明しなければならない。面倒だけどレースの趣旨をキチンと伝えれば相手は判ってくれる。いろいろな考えを持った警察官や消防士の方と話が出来て勉強になった。
 コースを管理している関係機関はさらに複雑だ。コース55km中、管理している機関は「林野庁関東森林管理局」「神奈川県自然環境保全センター」「神奈川県小田原土木事務所」「箱根町産業施設課」「箱根町地域整備課」「箱根町生涯学習課」「コクド計画」「藤田観光」そして「環境省」。それぞれ許可申請がマストだ。コース上に設置する矢印の場所や数、工作物等の申請はもちろんのこと、レース前およびレース後のトレイルの状況確認のため、使用前・使用後のコースを画像に収めて、約30箇所でチェックすることも必要だ。国立公園でのレースということで環境省も当然のこと隅々までチェックをする。最初は手続きが煩雑だと思ったが、これほどまで環境を考えて開催するトレイルレースはこれから開催される各レースの模範になると思い、レース開催に向けて全力投球した。
 レースが終了し開催までの長い道のりを顧みて「お疲れさま!」。参加者含めこのレースに関わった全ての人たちに感謝の気持ちを捧げたい。もちろん自分にも乾杯!でも喜びも束の間、次のイベントの準備をしなくっちゃね!まだまだ頑張りますよ、体力が続く限り!

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