仕事の合間や自宅にいる時、何となく地図をながめていることが多い。思いつくと数少ない休みの日に、新しく見つけたトレイルを走りに行く。出来れば誰も走っていなそうなトレイルに。今回ひらめいたトレイルは四国。日本100名山である石鎚山を中心に稜線が続いていて、マップ上ではすご〜く気持ちよさそうなトレイルなので、8月の貴重な休みを利用して走りにいった。
8月22日(金)夕方、伊予西条駅に到着し、今回のトレイル仲間(といってもパワースポーツスタッフ山根&浅野、お客さんの田中さん計4名)と合流し、路線バスで西ノ川へ。
その日は石鎚山ロープウェイ乗り場の温泉に宿泊。この温泉が気持ちよく、乳白色というかヤクルトのような色をしたお湯が、ごろごろと噴出していた。ゆっくりと温泉に浸かり、その後、オリンピック観戦をしながら宴会。早々と就寝した。
8月23(土)4時30分に起床。最初の計画だとこの日にロングトレイルに行く予定だったけど、あいにくの天気なので予定を変更し、[西ノ川〜石鎚山〜土小屋〜しらさ峠]の約15kmのコースに短縮した。石鎚山への登りは大きな鎖場はあったけど、それほど急登ではなく、気持ちよく登ることができた。悪天候で100名山といえども登山者は数名しか出会わなかった。山頂は寒く、風が強かった。けど天狗岩からの展望は見事、ということで岩場を這いずりながら天狗岩まで行ったものの、ガスで全く見えず。しかたなく次の目的地・土小屋を目指した。石鎚山から土小屋までの下りは快適!極上のトレイルだった。土小屋へは11時頃に到着し、レストハウスで昼食。ここから最終目的地・山荘しらさへと進む。トレイルも続いていたが、四国笹が生育していて走りづらいので、ロードを走って目的地に向かう。ロードだけど、ほとんど車は通ってなく、雲海を眺めながらのランはとても気持ちよかった。山荘しらさに到着。シャワーがついているかも心配だったけど、ロビーにはジャズが流れるおしゃれなペンション風の山荘だった。食事、サービスともバッチリ。お奨めの山荘だ。コース短縮で午後2時に到着してしまい、やることがないので宴会、その後は昼寝、起きてまた宴会。そして、明日のロングトレイルに備えて就寝した。
8月24(日)4時30分に起床。山荘のご主人さんに挨拶。驚いたのはご主人さんがパワースポーツを知っていたのだ。この四国の山奥で。気をよくして今日のコースを確認し出発した。この日は[山荘しらさ〜瓶ヶ森〜伊予富士〜笹ヶ峰〜銅山越え〜別子ダム]の約35km。しばらくロードを行き瓶ヶ森登山口からトレイルへ。そこでトレイルランナーと出会う。なんとそのランナーは志賀野反、おんたけウルトラにも参加していて、その方から声を掛けていただいた。超ビックリ!またまた気をよくして先を行く。瓶ヶ森山頂から伊予富士、笹ヶ峰までは、気持ちのよい稜線のトレイルで展望も抜群。笹ヶ峰からちち山を越えるところまで四国笹が蔓延しており、ちょっとアドベンチャーチックなトレイルだった。ちち山別れから土山越、ツナクリ山、銅山越え、そして最終目的地・別子ダムまでのトレイルはお見事!今まで経験したトレイルの中で1、2を争うほど満喫でき、超気持ち良かった。
ということで貴重な夏休みを四国のトレイルで過ごせて幸せだった。トレイルの醍醐味。レースもいいけど、やっぱりトレイルって、気の合う仲間と、山から山へ、温泉から温泉へと旅をすることが一番ですね!
|