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コラムNO.56「今年のハセツネ」


▲スタート前:OSJチャンピオンと


▲第一関門:笑顔の裏に痙攣が


▲第二関門:思わぬ応援に感激


▲フィニッシュ:涙こぼれる

写真提供/藤巻 翔

 それぞれ年初に立てたレース目標があると思う。自分のレース目標は「宮古島トライアスロン」「ハセツネ」「ツール・ド・沖縄」の3レース。先日のハセツネで2レースが終わった。4月に開催された「宮古島トライアスロン」ではレース1ヶ月前に足首を剥離骨折。完治しないまま参加しその不安感はあったものの、気持ちが切れずに最後まで走り続けることが出来たので、それなりに満足だった。そして、先日の「ハセツネ」。夏、秋と激務の中、少しでも空いている時間があれば走った。夜間帰宅してからの坂道ダッシュや階段の上り下り等、30分ほどの短い時間で強度の高いトレーニングを組み入れた。今の生活で可能な限りの練習量をこなし、何とか月平均150kmの走行距離を確保しての「ハセツネ」参戦だった。目標はサブ11(10時間台)。昨年は自己ベストを20分以上短縮したが、最後の踏ん張りがきかず、11時間を1分オーバーしてしまった。「なんで1分が切れなかったんだろう。」と自問自答。情けなかった。今年、練習量の増加は無理にしても、鍼灸マッサージへ定期的に通い、レース前10日間の禁酒を試み、からだのケアに気を使ってみた。レース当日、異常なほどに緊張。OSJトレイルシリーズが始まり、顔見知りになったトレイルランナーも多い。だから潰れたくなかったしリタイヤしたくなかった。(当たり前だけど。)自分が納得の行く成績を収めることで、レースのクオリティーを挙げられると信じての参加だから。レース中は痙攣との闘いだった。強烈な痙攣が発作のように襲いかかり、消えてはまた再発した。「苦しいのは自分だけじゃない。」けど「何が楽しくて、暗闇の中走ってんだろう?」「牛丼食いてぇ〜」なんだか、ここにいる自分が訳解らなくなってくる。速いんだか遅いんだか、11時間切れるのか12時間以上かかってしまうのか、全然利解できずに、とにかくみんなの待つフィニッシュラインに向かって闇雲に進んでいった。やっとの思いで第三関門到着。スタートして始めて時計を見た。「あれ、行けちゃう!?」気がついたら痙攣もどっかに飛んで行き、何だか元気。「行くぞ〜!」と10時間台目指してまっしぐら。そしてフィニッシュ。迎えの人だかりに感激し、零れる涙を拭って笑顔で応えた。目標のサブ11を達成することが出来た。「もうこれで十分。」と満足する自分と「もしかするといつかは9時間台?」と懲りない自分の共存が楽しくなった。

日本山岳耐久レース 長谷川恒男CUP
●タッキーの記録
第一関門 95位 03:01:23
第二関門 107位 06:22:05
第三関門 98位 09:10:44
フィニッシュ 100位 10:43:32

●今回摂取した飲食物
パワーバー3本、パワージェル14個、べスパ4個、アスリートソルト約20粒 

※前回に引き続き、次号ターザンにタッキー登場予定です。お楽しみに!

 
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