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コラムNO.75「地域が盛り上がること」

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乳頭温泉

  茨城県奥久慈地区で開催した「OSJ奥久慈トレイル50K」。関東圏でありながらアクセスは決していいとは言えない。上野から特急に乗り水戸へ、水戸から水郡線で常陸太田駅、そしてスタート地点へは駅から路線バスで近くの停留所で降り、歩くこと15分でようやくスタート地点「竜神大橋」へ到着。都心から乗り換え、待ち時間など含め、ざっと4時間はかかる。

 そして国内屈指の難コース。今回の完走率57%がコースの厳しさを物語っている。ハセツネ30km、高水山トレイルレースと都心近郊で開催される人気トレイルレースの翌週ということで、立地やコースを考えると参加人数が絞られてしまうかもという懸念はあったのだが、申込開始後、じわじわとエントリー数が増えてきて、昨年よりも200名以上多い550名となった。有名どころの見知ったトレイルよりも、奥久慈という未知なるトレイルを体験したい、もしくは昨年このコースを体感してリベンジに燃える真のトレイルランナーたちが、こぞって奥久慈にやってきたのだ。

 もちろん、奥久慈の変化に富んだ険しいトレイルが、ランナーを引き付けた一番の要因だと思うけど、それだけではない。地域の人たちがランナーを受け入れようとする気持ちがみんなに伝わったからこそ、奥久慈へやってきたのだ。いろいろなトレイルレースに参加されている方なら、よりその気持ちが伝わったと思うのだが、ウェルカムパーティーでの歓待、出陣太鼓での送り出し、部落ごとのエイドステーション、老若男女の沿道からの応援、その他、ランナーを応援したいという地元の方々の気持ちがランナーの心を捉えた。その結果、アクセスが悪くとも、初心者では完走が難しくとも、全国からトレイルランナーが集ったのだ。

 今まで未知なる奥久慈のトレイルだったのが、このレースをきっかけに多くの人たちに知ってもらうことが出来た。受け入れ態勢も万全だ。理想形のアウトドアスポーツイベント。ハンデーをポジティブに考え、地域を活性化させたいのであれば、奥久慈がよい見本となるだろう。

 まだ奥久慈を体感されていない方、来年はあなたにも奥久慈のやさしさを感じてもらいたい。











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