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コラムNO.84「震災に思う」

 3月11日(金)午後、都内を歩いていた時、激しい揺れに遭遇した。ここ十数年間経験したことがない揺れ。ビルから非常階段で降りてくる人が大勢いて、道路では腰が抜け立てなくなってしまっている人もいた。その後停電で信号が消え、交通マヒとなり、警察官が総動員で交通整理をしていた。もちろん電車は不通。5時間ほど歩き、鎌倉に帰ってきた。鎌倉は夜になっても停電が続き、商店やコンビニなど閉まっていて、食料を求めてみんなさ迷っていた。
 
 誰かのラジオが聞こえてきて震源地は東北方面という。震源地から遠く離れている鎌倉でもこんな状況ということは、東北はどうなってしまっているのだろう。と、情報を得ることができず、もやもやとした気分でいた。自分は行っていなかったが、その週末はパワースポーツ主催大会があり、現地から連絡が入る。開催地である中部地方では揺れも少なく、事態の重大さがわからない。とりあえず都内、鎌倉の状況を伝え、東北の被害を想定すると中止したほうが、と自分の意見を伝える。その後、大会は中止と決断。

 情報が得られないまま就寝。翌朝、電力が回復しテレビを見ると凄まじい光景が目に飛び込んできた。津波にのまれる車に家、路地という路地に海水が入り込み、町ひとつが一瞬で崩壊した。屋上に取り残され助けを呼ぶ姿や乳幼児を抱え半身を水に浸かっている姿など、悲惨な情景を報道ヘリコプターの映像で見た。13日時点で死者不明者は3000名近くにおよぶという。道路が寸断され救助隊が被害地に入れない状況に、助けを求める人たちのことを想う。凍える寒さであと何日生きれるのだろう。

 朝起きて家族で食事をし、会社で働いて同僚と一杯、家に帰って子供の寝顔を見て、また明日を迎える。そんな普通の生活が一転してしまった被災地。被災地以外で暮らしている自分たちはいつもと変わらない生活を送ることが出来る。けれど被災地のために個人個人やれることはあるだろう。使わないコンセントを抜く、電力消費が集中する夕食時の電気を少しでも抑えるなど、小さいことでも、みんなが心がければ、大きな力になるだろう。

 PowerBar Japanとしてやれること。栄養補給食品でもあり、保存食でもあるPowerBarを被災地に届けたいと思う。どれだけの量を用意することが出来るかこれから考えるのだが、緊急避難所に、そして救助隊の行動食として活用してもらいたいと思う。行方不明者の発見と救出を一刻も早く。微力であるが少しでも役立てほしい。

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