5月27日(日)AM6:00、記念すべき「OSJハコネ50K第1回OSJ箱根トレイルレース」がスタートした。富士山、丹沢、奥多摩、高尾、秩父、奥武蔵など都心近郊の山々では、数年前からトレイルレースが開催されていた。なぜか今まで開催されていなかった箱根山系。3年の準備期間を要し、トレイルランナー待望の地「箱根」での大会がようやく開催に至った。
コースは箱根湯本をスタートし、明星ヶ岳から明神ヶ岳を経て、ハイキングのメッカ「金時山」へ。金時山から乙女峠、長尾峠を過ぎ、第1チェックポイント「芦ノ湖展望公園」に至る。第1チェックポイントの制限時間はスタート後7時間。制限時間をクリアした選手は芦ノ湖スカイラインと平行するトレイルを走り、湖尻峠、山伏峠を過ぎ、芦ノ湖畔へ。芦ノ湖西岸を走り第2チェックポイント「芦ノ湖キャンプ村」へ至る。第2チェックポイントの制限時間はスタート後11時間。制限時間をクリアした選手は、桃源台駅から湖尻ターミナルを経て、箱根最高峰の神山の登頂へと向かう。神山から一気に下り早雲山へ。早雲山からはアスファルト道で強羅の町並みを経て、「箱根彫刻の森美術館」でフィニッシュする総距離55kmだ。
自然環境に配慮し全コースストック禁止、そして箱根の険しい山々でアップダウンが激しく、初心者には厳しいコースとなるので、参加人数がどのくらいになるのか見当がつかなかったが、最終的に1200名が参加申込をしてくれた。当日の出走者数は1028名。第1チェックポイント通過者980名。第2チェックポイント通過者708名。最終フィニッシャーは699名で完走率は68%だった。
男子優勝は第2チェックポイントでトップを行く木下勇樹選手に7分差離されていた鏑木毅選手が驚異の追い上げで終盤逆転し、6時間29分で初代チャンピオンとなった。2位はトレイルレース初参戦の若手のポープ木下勇樹選手。3位は堅実な走りで相馬剛選手が入った。女子は総合でも20位と実力を発揮した間瀬ちがや選手が7時間40分39秒で初代チャンピオンに。2位は間瀬選手と1分差と迫ったトライアスリート佐藤浩巳選手だった。3位はチームバスクの鈴木博子選手だった。
今回開催にあたりご尽力いただいた箱根町、周辺自治体の皆様、ゴールドウイン様をはじめとした協賛いただいた各社様、このレースにご参加いただい皆様、そして全国のトレイルランナーの皆様、本当にありがとうございました。各関係機関の理解を得て次年度も箱根でのレースが開催できますよう最善を尽くしたいと思います。今後ともパワースポーツをよろしくお願いいたします。 |
メイン会場「箱根彫刻の森」
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スタート「箱根ガーデンミュージアム」
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金時山および周辺
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第1関門「芦ノ湖展望公園」
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芦ノ湖スカイライン脇「箱根外輪山」
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山伏峠
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旧箱根街道
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第2関門「芦ノ湖キャンプ村」
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トップグループフィニッシュ
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感動のフィニッシュ
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表彰式
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