OSJトレイルランニングレースシリーズが関西圏で開催する初の本格的ロングトレイルレース「OSJ氷ノ山山系トレイル50マイル」。兵庫県と鳥取県の境に位置するスノーエリアとして有名な氷ノ山・扇ノ山山系とその周辺、2県4市町に渡る広大なエリアを舞台に、50マイルの長く過酷で感動的なトレイルレースが誕生しました!
開催日 |
2010年11月14日(日) AM6:00スタート |
主 催 |
OSJ氷ノ山山系トレイルレース実行委員会 |
協 力 |
兵庫県香美町/兵庫県養父市/兵庫県新温泉町/鳥取県若桜町/鳥取市国府町/兎和野高原野外教育センター/尼崎市立美方高原自然の家/(財)日本アウトワード・バウンド協会 |
協 賛 |
エイアンドエフ/コロンビアスポーツ/アメアスポーツ/ナチュリル/アートスポーツ/ゴールドウイン/カスタムプロデュース/さかいやスポーツ/その他 |
大会データ
天 候 |
くもり時々晴れ |
気 温 |
(兎和野高原) 最高15.1度 最低9.9度 |
参加者数 |
申込人数334名/参加者数282名/完走者数147名(完走率52%) |
入賞者 |
男子 |
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女子 |
1位 |
樋山 邦治 |
9時間39分10秒 |
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1位 |
野村 泰子 |
12時間10分59秒 |
2位 |
山内 幸輝 |
10時間14分35秒 |
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2位 |
菅沼 まり子 |
15時間03分20秒 |
3位 |
武田 光広 |
10時間47分24秒 |
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3位 |
伴 明美 |
15時間06分04分 |
4位 |
甲斐 智樹 |
10時間54分41秒 |
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4位 |
西澤 美恵 |
15時間46分41秒 |
5位 |
大杉 哲也 |
10時間55分09秒 |
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5位 |
竹田 佳世子 |
15時間54分10分 |
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2県4市町という広範囲に渡る規模での開催はOSJトレイルランニングレースの中でも最大級。現地では初冬と言っても過言ではない11月中旬の開催。そして距離50マイルの変化に富んだコースレイアウト。開催地の皆さんと力を合わせ万全の体制を整えて、ついに11月14日の開催に至りました。
大会前日はスタート/フィニッシュ地点の兎和野高原で大会受付&競技説明・パーティーを開催。会場にはモントレイル/マウンテンハードウエアとグレゴリー/バスクブース、パワーバーも出展し、また熊などの野生動物の剥製が展示され、参加者の関心を引いていました。また今回はトレイルランナー石川弘樹さんも来場し、エイドステーションなどで選手をサポートします。
心配していた天候は、くもり時々晴れで寒さもそれ程ではなく一安心。まだ夜明け前の午前6時、予定通りにスタート。コースはおおまかに氷ノ山周辺と扇ノ山周辺のトレイルを林道と舗装路で繋ぎ兎和野高原に戻ってくるレイアウト。変化に富んだコースは総合的な走行技術と走力、そしてなによりも強い精神力が試されます。3ヶ所の関門では地元の皆さんが用意した温かいスープが選手を癒します。標高の低い地域では色づいた紅葉の景色も選手を楽しませてくれます。氷ノ山からの下りや第2関門から第3関門間の区間では急斜面の岩場や沢が選手を苦しめます。
スタートから10時間を切って見事初の栄冠に輝いたのは樋山邦治選手。女子は12時間余りの驚異的なタイムでフィニッシュした野村泰子選手が優勝を遂げました。OSJ最終戦でもある今大会では伴明美選手が全戦参加の上女子ポイントランキング優勝を勝ち取りました。男子は、今回は残念ながら出走はなかった平澤 賢市選手が前戦で既に優勝を決定しています。
282名の選手がスタートし、3つの関門を超えてフィニッシュを遂げた選手は147名。制限時間の10分前、23時50分に最終ランナーがフィニッシュを遂げ大会が終了しました。完走率は52%。過酷なレースを物語っています。
大きな事故もなく、無事に終了した第1回大会。大会運営にご協力いただきました地元自治体・諸関係機関の皆様、ご協賛いただきました協賛社の皆様、そしてご参加いただいた参加者の皆様、本当にありがとうございました。来年の開催に向けこれからスタートします。また氷ノ山大会でお会いしましょう!