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2010 OSJトレイルランニングレースシリーズ第4戦
OSJ奥久慈トレイル50K
開催レポート

今年で第2回目となったOSJ奥久慈トレイル50K!茨城県常陸太田市、大子町を舞台に約60Kmのトレイルレースが今年も幕を開けました。なんと昨年の約1,5倍の525人がエントリー。春の奥久慈は大いなる盛り上がりを見せました。
レース前日には、受付会場にて「グリーンふるさと味覚フェア」を開催。各スポンサーのブースに加え、現地の特産品が軒並みブースを賑わせ、会場を盛り上げました。「奥久慈しゃも饅頭」や「大子米の塩おにぎり」、「常陸秋そば」、「地ビール」など、地元の幸がたくさん味わえました。
スタートでは、常陸太田市天神ばやし保存会の太鼓が鳴り響き、選手を奮い立たせます。戦場への出陣を思わせるかっこいいスタートとなりました。まずは第1関門の持方集落を目指します。この関門ではなんと、このレースのために集落の方々が特製の立派なテントを立ててくれました!さらに地元の幸を振舞ってくれたりと、至れり尽くせりの状態で、一度来たらなかなか離れられないような居心地のよさ。しかし、ここはまだ約11Km地点。先は長いので長居は禁物です。
第1関門を抜けると次は男体山を目指します。今回新たにレースコースとして設定した大円地越〜釜沢越の区間、参加されたみなさんはいかがだったでしょうか?いつまでも続くアップダウンの連続と、きれいだけどなかなか変わらない風景に焦りを感じた方も多いのではないでしょうか。テクニカルでしかも長い。さすが奥久慈。そして釜沢越から下ってくると、エイドステーションがあります。エイドで一息したあとは、コースの見所のひとつ、不動の滝へと到着します。滝と鳥居のショットは今回のパンフレットの写真にもなったので、見覚えがあった人が多かったと思います。ここからが、なかなかアグレッシブな超絶コーシング!滝の横を直登するかのような斜度の登りを越えていきます。登った後にみる上から眺める滝もなかなか迫力があって見ものです。そして、次なるポイント・篭岩を目指します。足元注意、走行要注意なポイントです。篭岩を越えると、右側が切り立った崖のようなコースに入ります。もちろんこのような危険箇所にはスタッフが誘導します。
そして第2関門の竜神大吊橋へ。ここでは、スタートでも鳴り響いた、常陸太田市天神ばやし保存会の太鼓が再び登場。選手が通るたびに太鼓を鳴らしてくれました。また、関門のエイドでは水やポカリスウェットの補給も可能。また、お土産屋さんも充実している観光スポットということもあり、中にはアイスを購入して食べる人も。しかし、第2関門は約29キロ地点。まだまだ先は続きます。そんな中、第3関門に向かう途中には、またしても癒しのエイドステーションが登場。赤岩集落では、地元の皆さんがお手製の横断幕と笑顔でお出迎え、さらに手作りのたくあんや梅干などを振舞ってくれました。励ましのメッセージが書かれた押し花のカードにはグッとくるものがあります。すべて老人会の皆さんの手作り!そしてまた沢沿いのアドベンチャーコースを下った先にある寺入集落では「私設エイド」が登場。こちらでは、とれたて新鮮なトマトを振舞ってくれました。こちらでかなり励まされた選手も多かったのではないでしょうか。ここまで地元の方がよくしてくれるレースはそうそうありません。第3関門の釜の平は約38Km地点。関門制限時間はスタート6時間30分後の18:00で、この時間になるとあたりは暗くなっていきます。ヘッドライトを装備し、夜のトレイルに足を踏み入れます。その後、安全を考慮しゴールの約7Km手前に予備関門を設けました。そこではなんと、あの「かりんとう饅頭」が登場。地元で大人気のお菓子です。そして、ゴールまで最後のトレイルを駆け抜けます。月居山を越えればゴールは目前。ゴールに近づくにつれ、あの「袋田の滝」の滝の音が聞こえてきます。そして、ゴールの袋田第2駐車場へ!大きな鯉のぼりが風に舞う中、271人が無事完走となりました。





今回で2回目を迎えたOSJ奥久慈トレイル50K。ご協力いただきました、常陸太田市、大子町の皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、メーカー各社、そして地元の方々、本当にありがとうございました。コースは決して楽なものではありませんが、この大会の「暖かさ」は地元の方々のご協力があってこそです。来年も厳しくも暖かい奥久慈を目指して参ります。次はOSJトレイルランニングレースシリーズ第5戦・第6戦のOSJ志賀高原トレイルフェスティバルでお会いしましょう!


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