大会名 |
OSJ志賀高原トレイルフェスティバル |
開催日 |
2010年 |
7月3日(土) 第5戦 OSJ志賀高原トレイルレース[27km] |
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7月4日(日) 第6戦 OSJ志賀高原トレイル50k[50km] |
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主 催 |
志賀高原トレイルフェスティバル実行委員会 |
後 援 |
志賀高原観光協会 |
協 賛 |
ゴールドウイン、アメアスポーツジャパン、コロンビアスポーツ、エイアンドエフ、カスタムプロデュース、ナチュリル、パワーバー、アートスポーツ、さかいやスポーツ |
企画運営 |
パワースポーツ |
大会データ
■第5戦 志賀高原トレイルレース |
天 候 |
曇り |
気 温 |
22度 |
参加者数 |
462名[完走者458名/完走率99%] |
入賞者 |
男子 |
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女子 |
1位 |
山田 琢也 |
2:14:57 |
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1位 |
山口 季見子 |
3:12:12 |
2位 |
貝瀬 淳 |
2:18:46 |
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2位 |
鶴橋 美由紀 |
3:22:10 |
3位 |
宮川 鉄也 |
2:29:23 |
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3位 |
飯田 直子 |
3:23:41 |
4位 |
山本 健一 |
2:29:50 |
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4位 |
鈴木 莉紗 |
3:24:00 |
5位 |
田辺 勉 |
2:30:32 |
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5位 |
高村 まゆみ |
3:26:57 |
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■第6戦 志賀高原トレイル50k |
天 候 |
曇り時々雨 |
気 温 |
20度 |
参加者数 |
243名[完走者182名/完走率75%] |
入賞者 |
男子 |
|
女子 |
1位 |
大杉 哲也 |
5:53:24 |
|
1位 |
坂根 充紀栄 |
7:13:47 |
2位 |
平澤 賢市 |
5:53:26 |
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2位 |
鹿熊 玲子 |
8:14:16 |
3位 |
小出 徹 |
5:59:31 |
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3位 |
長谷川 麻衣 |
8:22:48 |
4位 |
山室 忠 |
5:59:37 |
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4位 |
鶴橋 美由紀 |
9:02:29 |
5位 |
中辻 悠貴 |
6:15:48 |
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5位 |
加藤 揚子 |
9:08:08 |
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はじめに
1998年冬季オリンピックが開催された場所「志賀高原」。
国内を代表する広大なスキー場を有し、冬季はもちろんのこと、年間通して観光客が訪れるリゾート地です。
数年前、バブルが弾け、徐々にスキーヤーやスノーボーダーの数が減り、夏場の避暑地としても、国内観光地の競争は激しく、冬季以外は閉鎖する宿泊地も出始めていました。そんな頃、旅行会社のK社から「夏場の観光振興として、志賀高原でぜひトレイルレースを。」と話を持ち掛けられ、自分自身も数年前からプライベートで志賀高原を走っており大方の立地は把握していたので、志賀高原観光協会様と共に準備期間1年間を費やし、3年前、初めて「OSJ志賀高原トレイルフェスタ」を開催いたしました。
志賀高原という国内でも有数なハイキングエリアと思っていましたが、決まったコースしか使用しておらず、プライベートで走っていてもほとんどハイカーと出会わず、人が入らないことでルートが朽ちてしまっている場所が多く見られ残念な思いをしました。このイベントは観光振興、アウトドアスポーツの活性化、そして人が入ることでトレイルが生き返ることも開催目的のひとつです。
第5戦 志賀高原トレイルレース
7月3日(土)、一の瀬駐車場をスタート・フィニッシュ会場となり、志賀高原トレイルレースがスタート。コース前半は、北志賀高原への抜ける普段一般車両が入れない下り基調の林道を約14kmひた走る。北志賀高原竜王スキー場に出たところが第一関門。そこからゲレンデ、登山道、ゲレンデとつなぎ一気に約6km、トップまで登りつめる。そして焼額山からの下り。スキー場、登山道、シングルトラックなど、様々なトレイルを楽しみながら一の瀬へと向う約27kmのコース。今回終始トップを守ったのは、一躍トレイルランニング界のトップに登りつめようとする山田琢也選手。伸び盛り若手の貝瀬選手は一歩及ばず準優勝。女子優勝は夫婦揃ってトレイルランの実力者である山口選手が優勝した。今回、第一関門制限タイム、フィニッシュ制限タイムを余裕もって設定したため、完走率は99%を超えた。参加された選手には、このレースでの経験をきっかけに、もう一歩踏み出したトレイルラン二ングの魅力を、これから感じていただきたいと思う。
第5戦 志賀高原トレイルレース表彰式・パーティー
第6戦 志賀高原トレイル50k
7月4日(日)早朝、小雨の中、高天ヶ原スキー場を続々と選手がやってきた。薄霧で見え隠れするスキー場の頂上を眺め、50kmというロングトレイルに挑む己に気合を入れる選手たち。AM6:00、予定通りのスタートを切った。コースは大きく分けて3つ。一つ目は高天ヶ原スキー場から奥志賀、焼額山を巡って高天ヶ原スキー場[第一関門]までの27km。二つ目は高天ヶ原スキー場から寺子屋峰、そしてる稜線をつないで横手山頂上[第二関門]までの11km。三つ目は横手山頂上から熊の湯、サンバレー、琵琶池、そして蓮池[フィニッシュ]までの12km。このレースの肝は二つ目。いかに第一関門まで体力を温存して第二関門へのルートを攻められるか、そして高地(2000m以上)でのランニングに順応できるかが勝負の分かれ目となる。勝負とはトップ争い、目標タイム、もしくは制限時間との戦いなど、それぞれ自分の心の中にある勝負のことを意味する。第二関門を通過すればあとはカッ飛んでフニッシュを目指すだけだ。今回、第二関門を過ぎ木戸池(給水ポイント)まで独走だった小出選手が、サンバレースキー場ゲレンデ内で痛恨のコースミス。けれどしっかりと追い上げて3位に食い込んだ。優勝は現在シリーズチャンピオン平澤選手を振り切って大杉選手が優勝した。女子は総合でも18位に入り、2位に1時間以上の大差で坂根選手が優勝した。
第6戦 志賀高原トレイル50k表彰式・パーティー
最後に
今年は、昨年、一昨年と開催してきました野反湖方面での開催は見送り、志賀高原エリアでの開催となりました。地元の協力体制がなければアウトドアスポーツは成り立たないので、見送りは仕方がない事だったと振り返りますが、志賀高原エリアはこのイベントを夏場の集客イベントとして重要視していただいていたので、今年も協力体制を構築していただき、開催することが出来ました。
けれども来年この地で続けて開催するには、さらなる地元の協力体制がなければ難しいかもしれません。自治体含め、地元が一枚岩となって進めなければ、必ず弊害が出てきてしまうから。