今年で8回目となる「RWS・イン・座間味」。沖縄は梅雨真っ只中ということで天気が心配だった。6月12日(木)、数日前から天気予報をチェックしてたけど、雨の予報は変わらず、半ば諦め気味で座間味島に到着。毎年到着するとゲン担ぎに訪れる座間味食堂で、今年も肉そば大盛りを平らげ、いざコース設営へ。と思ったけど豪雨に見舞われ常宿「ダイビング浜」で一時待機。この大会を続けていられるのは「ダイビング浜」の協力があってこそ。小雨となり座間味村役場のスタッフとコース設営へ繰り出した。コース設営チーフは「ダイビング浜」のご主人宮平安弘さん。安弘さんの指示でテキパキとコース設営を終わらせ、次は選手支給物の用意だ。こちらはパワースポーツ「なんでもやる課」の丸山課長が「ダイビング浜」の奥さんや息子さんに手伝ってもらいながら、というか反対に指示されながら奮闘していた。明日、来島してくる約400名の選手支給物の準備も完了し、ビールと泡盛をたらふく飲み干し床に就いた。
6月13日(金)、ほとんどの参加者はこの日やって来る。そして、参加者と一緒にパワースポーツスタッフのユキ&ナツミ、それにイケメンカメラマンの翔も。今回は葉山のシーカヤッカーのマンボーさんとその友達ビューティーさんが手伝ってくれ、パワースポーツスタッフは全員で7名だ。いよいよ参加者到着。ぞくぞくと下船してきて、たちまち選手受付は長蛇の列となった。お昼から夜8時までの受付時間なのに、絶えずやってくる選手たち。馴染みの方が多いので、一人一人と長話になるから、受付時間を長くとっている。大方、座間味港周辺の民宿に宿泊しているけれども、今年は参加者が過去最高で宿泊場所が足りず、隣島の赤島や慶留間島へ宿泊している選手たちもいた。いつもはダイバーで栄えるこの島だが、この時期はスイマーで埋め尽くされた。
6月14日(土)、いよいよレース当日。晴れた!雨の確率80%だったのに晴れた!これも大会準備に取り組んでくれた座間味島民やはるばる南の島まで泳ぎに来てくれた参加者の祈りが届いたのだろう。今回大会を支えてくれるスタッフはライフセーバーが12名、カヤッカーが20名、ダイバー6名、船舶スタッフ4名、医療スタッフ2名、陸上スタッフ8名、計測スタッフ1名、それにパワースポーツスタッフ7名と万全の体制で迎えた。ますはAM8:00、5kmがスタート。透き通る海をすべり行くスイマーたち。結果は関根勉選手との終盤までのバトルを制した鶴田力矢選手が1時間2分4秒で優勝。女子は2位に7分以上の差をつけ、瀬川かおり選手が優勝した。続いて1.5km。こちらも2位と6秒差の18分42秒で鶴田力矢選手が優勝。女子は総合でも3位に入る力泳で瀬川かおり選手が優勝し、男女とも2連覇達成した。
5km
1.5km
スイムエキデン
午後は場所を移動しスイムエキデンを開催。募集開始後1ヶ月たたずに満員となってしまう人気種目で、40チームが熱戦を繰り広げた。今年の優勝争いは面白かった。3区まで「ジスターズ」と「ザキザキチバリヨー男祭り」が抜きつ抜かれつの大接戦。4泳者勝負となり、二連覇を達成した鶴田力矢選手が一歩抜け出し「ザキザキチバリヨー男祭り」が優勝した。
交流パーティー
その後はお楽しみ「表彰式&交流パーティー」だ。これまでの雨量は0。雨天の時の心配事はパーティー会場だったけど、予定通りフェリー乗り場の屋外会場で強行した。5km、1.5km、スイムエキデンの表彰式後、エイサー隊や座間味島琉球バンドの演奏に酔いしれ、オリオンビールと泡盛にも酔いしれ、そして、頑張った自分にも酔いしれ、夜は更けていった。
締め
今回の参加者は過去最高で522名。毎年盛り上がる座間味大会だけど、年々ヒートアップしているような気がする。いや確実にしている。座間味島民のおもてなしと海を愛する参加者たち。お互い気持ちが一つになってこの大会は作られている。パワースポーツはそんな座間味島を心から応援したい。ラフウォータースイマーのみなさんはもちろんのこと、このリポートで座間味島に興味をもたれた方、ぜひとも来年、「ラフウォータースイム・イン・座間味」でお会いしましょう!
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