2006小浜島リザルト
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5月17日(水)石垣港から小浜島のフェリーに乗る。激しくゆれる船体。台風1号がもうすぐ日本に大接近するようだ。小浜島に降り立ち、大会本部のある「はいむるぶし」へと向かう。今大会の重臣であるはいむるぶし営業支配人・佐俣さん、営業課長・豊口さんのお二人が玄関で出迎えてくれるが、風に飛ばされぬようやや斜めに傾いて立っていた。
「やばいいぃ〜」とはいえ開催準備を始めなければと、主要メンバーで作戦会議を開始する。黒島から小浜島までを3人で泳ぐ約9kmの「美ら島グループクロッシング」(以下、美らグル)は翌々日の金曜日。「とにかく明日、現場を見てからこのまま開催するか、もしくはコース変更か、最悪中止するかを決めよう。」ということになったが、明日は台風が最も近づく日。船を出せるかも分らない。視察当日、船は出た。海上監視担当ぷぃぬしまの安仁屋さんと浅井さんが船を操る。「ガンガンガ〜〜ン」と大波を切って進む船の上で「台風は抜けて北風になるから大丈夫!」と八重山の海を知り尽くしたお二人の言葉に少し安心する。状況が良くなると信じ「美らグル」はこのままのコースで決定。次は個人種目のブイ打ちに取り掛かろうと思ったが、ビーチに立ってもいられない風が吹き荒れあっさり諦めた。 5月19日(金)、いよいよ「美らグル」だ。昨日とはうって変わりはいむるぶしビーチはベタ凪。「美らグル」の受付が始まる前に翌日の個人種目の測定、ブイ打ちを完成させなければとはいむるぶしビーチスタッフと早朝から作業に入る。ブイの仮打ちを終わらせ「美らグル」の受付開始。続々と選手がやってきた。しかし、スタート地点の黒島へカヤックを運びに行ったスタッフから「黒島周辺は波が高く絶対無理!」と連絡が入る。それがスタート1時間前。スタッフ一同唖然。急遽コース変更。はいむるぶしビーチから黒島へ向かい小浜島と黒島の間のシュノーケリングポイント(3.5km)まで行き、Uターンして戻ってくる約7kmのコースに変更になった。受付が終わったらそれぞれのチームの一員となるカヤックを漕ぐカヤッカーのくじ引きが行われ、その後チームごとの作戦会議だ。この作戦会議が重要で、カヤックに積んだ水や補給食品の摂取のタイミングや選手を誘導しやすいカヤックの漕ぎ位置などを決める。13:15、予定通り19チーム(57名)が一斉にスタートした。シュノーケリングポイントまでの往路は追い潮で気持ちよく泳いでいく。トップは「ちゅらグル・アタック!!」(竹本丈志・河原崎文弘・桜井智和)と「あみきべい」(吉田阿弥・西郡美樹)の2チーム。そして「関西ドルフィンREDチーム」(山田愛子・村松敦子・秦敏洋)と「麦姫」(松井純子・本間素子・礒崎祐子)が続く。折り返し地点でアクシデント発生。トップチーム「ちゅらグル・アタック!!」のカヤックが潮流に流されUターンが出来ない。しかたなく折り返し艇でカヤックを待つことになる。その間に飛び出したのが「あみきべい」。カヤックの力量で折り返しがうまくいかず流されたカヤッカーは3名〜4名いたようだ。スイマーはもちろんのことカヤッカーにとっても大変なレースとなった。結果は猛烈な追い上げで「ちゅらグル・アタック!!」が優勝。惜しくも「あみきべい」は準優勝。女子でチーム編成した「麦姫」は健闘し3位に食い込んだ。 |
美ら海グループクロッシング |
美らグル・チーム紹介 |
5月20日(日)、今日は個人種目とリレー種目。台風も抜け絶好の天気となった。見た目海は穏やかだが少し潮は流れているようだ。8:45から開会式。はいむるぶし営業支配人佐俣さんのありがたいお話をお聞かせいただき、そして5kmの部のコース説明が行われた。まずは5kmの部。もちろんスターターは佐俣さん。9:00ジャスト63名(男性34名、女性29名)が八重山の大海原へ放たれた。男子優勝は大本命のミスターRWS竹本丈志(1時間17分50秒)。準優勝はアドベンチャーレーサーの桜井智和。そして、一時は優勝争いに加わり周囲を沸かせた弱冠14歳塚田怜が3位に食い込んだ。女子優勝は2位を5分近く引き離したハッピースイムコーチの吉田阿弥だった。(1時間33分01秒)準優勝はすっかりRWSの常連となった谷澤政江。3位はドーバー海峡横断チームの本間素子をゴール際でかわし小板橋まみが入った。次は予定より30分遅れ3.5kmの部のスタート。今年から年間ポイントランキングに3kmも加わったためか、エントリー者が急増し参加者は74名(男性28名、女性46名)となった。男子優勝は「美らグル」で2名の女性を引っ張り準優勝した須藤久義だった。(1時間00分20秒)アドベンチャーレーサー桜井智和は5kmに続いて準優勝。3位はあらいSS代表の新井敏郎が入った。女子優勝は幸せ一杯の木原珠子。(1時間02分15秒)準優勝はドーバー海峡横断チーム・ゴリゴーリ西郡美樹。3位は野崎裕樹子で「3位になれたのもハッピースイムおかげ」と涙していた。※ハッピースイム」とは朝のスイミングスクール。そして最後の個人種目1.5kmの部が参加者62名(男性26名、女性36名)でスタートした。男子優勝は5kmの部に続いて竹本丈志が2連覇達成。(22分14秒)準優勝は5kmに続いて大健闘の塚田怜。3位は常連海王の上野太紀夫。女子優勝は嬉しい初優勝の古山孝子。(29分15秒)準優勝はRWSキャンプにも参加してくれた常連の小杉浩美。3位はめで鯛2002からいそっち(礒崎祐子)だった。そしてRWSイン小浜島最後の種目リレーだ。いつものことで当日エントリーが殺到し20チームがエントリー。なんとあのパタゴニア(アウトドアスポーツメーカー)からお揃いのおしゃれなウェアでバッチリ決めた女性3人でエントリーしてくれた。優勝は最終泳者で逆転した「うさくれアミーゴ」(本山竜也、桜井智和、吉田阿弥)。惜しくも準優勝は「やじひめ」(須藤久義、西郡美樹、上野太紀夫)。3位は「関西ドルフィンチーム」だった。
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個人種目 |
リレー種目 |
夕方18:30からはお楽しみの表彰パーティーだ。昨年はパーティー開催中、突如の雨で急遽場所を変更したこともあり、今年は慌てないように雨の場合の代替案として絶好の場所を確保した。でも心配をよそに南十字星がくっきりと見える星空のもと開催することに。まずはそれぞれの種目の総合表彰、そしてエイジ別表彰が行われ、お待ちかねの余興の始まりだ。はいむるぶしの人気ミュージシャン「つちだきくお」が先陣をきり盛り上げる。そして小浜島エイサー隊が追い討ちをかけ最高潮に達した。最後はやはりこの人、はいむるぶし営業支配人佐俣さんの万歳三唱で締めくくった。 RWSシリーズ第1戦小浜島大会は無事終了した。延べ参加者は合計314名で男性が135名(43%)、女性が179名(57%)と今年の小浜は女性のパワーが炸裂した。座間味大会開催まで1ヶ月を切った。気持ちは座間味へと切り替え、最終の準備に入ろう。 それでは来月、座間味でお会いしましょう! |
表彰パーティー |