2003
ラフウォーター・スイムエキデン・イン・九十九里
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今シーズンの締めくくりは本物のラフウォーター(荒波)でのレースということで、今年春頃からパワースポーツで取り扱いをしているPOWERBARのサポート選手であるライフセーバー佐藤文机子さんと、九十九里ライフセービングクラブとで開催準備を進めてきました。
ラフウォーターにふさわしい九十九里海岸での開催は、ラフウォータースイムシリーズで行われている南の島での大会以上に海上監視体制が必要(南の島でも海上監視を怠っているわけではありません。)で、国内屈指のライフセービングクラブ「九十九里ライフセービングクラブ」の存在は非常にこころ強く、また今大会が千葉県ライフセービング競技会との併設ということもあり、緊急事態に際しては万全の体制で挑めることができました。 |
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前日の悪天候で低気温が心配されましたが、大会当日(10/19)の天候は晴天。気温22℃・水温20℃とこの時期ではまずまずのコンディションでした。大会主催者としては防寒対策で幕付きテントを5張りに工事用の大形暖房機2機用意をしましたが、この大形暖房機を一番重宝したのが、フル回転でこのラフウォーターを監視を担当したライフセーバーであったことは言うまでもありません。 そして大会当日。九十九里のラフウォータースイムエキデン大会会場(海上)を訪れたチームの面 々はというと…。大会案内には「これぞ本場のラフウォーター!九十九里の荒波の中を…」と記載しましたが、頭上をはるかに超える不規則の波を見て予想以上と驚きを隠しきれない様子でした。 |
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この大会は参加チームを3ウェーブに分けて予選を行い、決勝そして順位
決定戦を行う全く新しい形の3名1チームのスイムエキデンです。今大会の参加チームは27チーム。ラフウォータースイム常連組に加え、外国チーム3チームに地元千葉から4チーム、そしてライフセーバーも5チームなど参加チームは多彩
でした。 スタート前、佐藤文机子さんによるラフウォータースイムクリニックが行われました。ドルフィンスイムや荒波の越え方、ボディーサーフィンに潮の見極め方など、ラフウォーターを前にした参加者は、真剣な眼差しで佐藤さんの話に耳を傾けていました。 |
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9:10第1ウェーブスタート。コースはダイヤモンド型でそのコースを右回りする設定。(その後、トップのブイ設定が難しく三角コースとなりました。)スイマー達は佐藤さんの潮が強く左か右に流れているという忠告通 り、すぐに浜に入らず潮の流れを考え浜を約50m〜100m左に走り、そこからエントリーしていきました。それでも泳力がなく右に流されたスイマーは、第1ブイを回れずリタイヤ。第1ウェーブに続き、第2・第3ウェーブがスタートしました。予選終了後、しばし休憩を取って順位 決定戦C(20位〜27位決定戦)が行われました。予選でリタイヤしたチームは、その教訓を生かし仕切り直しでこの決定戦に挑みました。実力がありながらも潮の見極め方を誤り、決勝戦に進めなかったチームは順位 決定戦B(11位〜19位決定戦)に挑みました。 |
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そして、いよいよ決勝戦。この決勝には10チームが参戦しました。優勝は、当日参戦を表明した日頃荒波でトレーニングをくり返すライフセービングチーム「トディーと愉快な仲間たち」。準優勝もライフセービングチーム「ジパフレ」でした。そして、ラフウォータースイム常連驚異の42歳山本秀逸選手率いる「ぷりぷりたこじぞう」が、必勝体制で望んだラフウォータースイム常連チーム「海王同期ドキッ!」を退け3位 に。猛烈な追い上げ見せ5位に食い込んだのは「八部64」。外人チーム「TAC」も順調に6位 入賞となりました。 |
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海外では九十九里のようなラフウォーター(荒波)での大会は日常茶飯事に行われていますが、国内ではこういった状況の中での大会は、今までありえなかったと思います。あえて今大会を開催したのは、主催者側はラフウォーター(荒波)が絶対条件であることを把握し、大会を開催するうえでの海上監視を徹底し、大会を無事終了させることによって日頃の海上監視に繋げていく、そして参加者は自然の地形が作り出す波を覚え、潮の流れを身体で感じ、自然と一体になって大会を楽しむと共に、自然がもたらす危険性も感じてもらい、家族や友人に伝えることによって海での危険防止に繋がればと思い、九十九里ライフセービングクラブとともに思案し開催にいたりました。 |
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本当の意味でラフウォーターを実感してもらったこの九十九里の大会で、「ラフウォータースイム・ジャパンシリーズ」は終了です。ご参加いただいた皆様や応援に来ていただいた皆様、そして開催にあたりご協力いただきました関係者の皆様、本当にありがとうございました。来年度も事故なく大会が開催できるよう、今から準備にとりかかりたいと思います。来年度の「ラフウォータースイム・ジャパンシリーズ」もよろしくお願いいたします。 |