2002
ラフウォータースイム・イン・ 久米島
レポート&リザルト

2002ラフウォータースイム・イン・久米島リザルト
男子5km記録 男子1.5km記録 女子5km記録 女子1.5km記録 リレー・ペア記録

ラフウォータースイム・イン・ 久米島 レポート
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“はての浜”に向かうスイマーたちの顔はこわばっていた・・・。
第3回ラフウォータースイムイン久米島大会のこの日、会場のイーフビーチの沖合いに浮かぶ東洋一美しいといわれる白砂の“はての浜”は、風速30m(?)という北からの暴風にあおられ、本大会初の10kmの“はての浜・ペアスイム”に挑む10チーム20名のスイマーの前に立ちはだかっていた。

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「こんな状態でスタートするんですかあ・・・」
ひとりの選手が恐る恐るたずねてきたので、砂荒らしに目を細めながらその人の後方を見ると、浜からわずか100m足らずの岩礁 に外洋からの5メートルもあろう巨大な高波が白く砕け散り、ゴーッゴーッとごう音を立てている。しかも、潮の満潮時間はスタート予定の1時間後の午前10時・・・。
毎回、この大会をサポートしてくれる地元久米島の久米さん(本大会の拠点、イーフビーチホテル・アクティビティセンター長)たちと協議の結果 、伴走するシーカヤックが操舵不能と判断し、急きょ選手の皆さんに競技内容の変更を告げ、スタート地点を入江の浜に移して大会の幕は切って落された。
気持ちを取り直し2人一組で同時に泳ぎはじめ、4km先のイーフビーチのゴールを目指すスイマーの姿はまるで大海原を楽しそうに泳ぎまわるイルカ(!?)のよう。ぴったりと息の合ったペアスイムを楽しむチーム、途中パートナーとはぐれ伴走船に誘導されるチーム、それぞれ思い思いにエメラルドグリーンの海を舞台にオーシャンスイムの醍醐味をたっぷりと満喫していました。

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一方、メイン会場のイーフビーチ前では5km、1.5km、リレーの3つの部門で楽しく和気あいあいと熱戦が繰り広げられている。仲良し女の子組チーム、トライアスリート風スイマー、体育会系スイマーなどに交じり、とりわけ熟年パワー炸裂の泳ぎで他を圧倒していたのは各地のスイミングクラブから参加のレディーの皆さんでした。

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大会後の表彰パーティーでは、これもラフウォータースイムですっかり恒例となった飲めや踊れの大宴会。
地元久米町からは若獅子会の皆さんがエイサーやカチャーシーなどの沖縄の踊りを披露し、選手もボランティアもみんな一緒に輪になって踊り会場は大盛り上がり!(盛り上がり過ぎて来賓の久米島町の収入役さんは自らプールにカウントダウンダイブを披露し、さらに会場を盛り上げてくれました・・・?)。

こうして2002年最後のラフウォータースイム、そして、パワースポーツ主催のイベントも無事終了することができました。
来年もぜひこの南の島々で繰り広げられる素晴らしいアウトドアスポーツイベントにご参加下さい!
取材 フィールズ・ノノヤマ




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