2000 ラフウォータースイム・イン・ヨロン レポート
●レース中に熱帯魚と戯れる 第3回ラフウォータースイムinヨロン

鹿児島県最南端、天気がよければ沖縄本島を望むことができる与論島で「第3回ラフウォータースイムinヨロン」が9月30日(土)に開催された。
この大会は98年11月に誕生。第1回大会の参加者はわずか9人だったが翌99年は30人。そして今年は90人と、参加者の口コミにより毎年3倍増と伸び、人気上昇中だ。
人気の秘密は美しい海にあることはもちろん言うまでもない。が、与論町役場をはじめとした大会運営側の人々の魅力に惹かれてリピーターとなり来島する人が多いのがこの大会の特徴のひとつである。
漫画ビッグコミック・オリジナルに連載中の「釣りバカ日誌」に与論島が描かれたことがあるが、実名で登場する何人かの人々もこの大会の運営に関わっていることを参考までに付け加えておこう。


 第3回大会の会場は島の東に位置する大金久海岸のシーマンズビーチ。競技は5kmと1.5kmの2種目。コースは海岸から沖合一直線上に浮かんだブイを往復する5kmは4周回、1.5kmは1周回。昨年とは会場が変更された。
「参加者に熱帯魚と戯れてほしいから」というのがその理由だ。と言うのも、折返しポイント周辺にはサンゴ礁 が生息。撒き餌をするとカラフルな熱帯魚がどんどん集まってくるのだ。
当日は大会スタッフがポイント付近にライフジャケットを着用。オキアミを手にして海に浮かんで待機。選手が近づいてくると撒き餌をした。 「こんなところで泳いだのは初めて」と驚きの声をあげて、泳ぐのをやめ、しばしお魚さんと戯れる選手もいたくらい。

レースはまだ強い夏の日差しの中、午前10時から5km、午後1時から1.5kmがスタート。午後2時には参加者全員無事完泳した。
 さて、レース終了後はお待ちかねの夕日が沈む頃から始まる表彰パーティー。場所は東岸に移って茶花海岸が舞台。ビールや具がたっぷりの海鮮汁で腹ごしらえしたところで始まる「与論献奉」。注がれた焼酎を飲み干して次の人に回していくというこの地方の習慣が各テーブルを伝播。気分はすっかりヨロン一色となったところで始まるエイサー。選手、大会関係者が一緒になり乱舞。パーティーは最高潮となったのでした。
 2001年、21世紀の始まりの年に開催される大会も新たな企画を盛り込んで9月29日に開催される予定だ。


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