2002 ラフウォータースイム・イン・ヨロン レポート&リザルト

ヨロン参戦記リンク:http://www.oyotabi.com/yoron02/index.html 「泳ぐ旅人」
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 9月24日木曜日、参加者が来島する1日前、開催準備のため降りしきる激しい雨の中、ヨロンに到着した。昨年度開催した時、次の開催時にすぐに距離設定ブイを打ち込むため、 目安にする地点にアンカーを沈めていたので、コース設定にはそれ程時間が取られないと判断した1日前の来島であった。ただ、10日くらい前の台風直撃で、ヨロン島は大変打撃を受けており、会場であるシーマンズビーチはどうなっているのか?アンカーは流されていないのか心配であった。その予感は的中し、シーマンズビーチのトイレ脇から土砂が崩れており使用不可。ビーチ全体も荒れ果 てて砂が削り取られており、台風のすさまじさが感じられた。スタッフ定宿「楽園荘」は屋根が吹っ飛び、未だ修復中とのことであった。幸いのことにアンカーは無事でコース設定には支障はなかった。そこからが地元ヨロン島実行委員会の本領発揮!総動員でシーマンズビーチの修復に取り掛かる。トイレ脇の土砂はもちろんのこと、ビーチのごろごろとした大きな珊瑚や石などもきれいに掃除し、25日のコース下見にビーチ整備を間に合せたのであった。そして、水中に設定したロープにも8mごとに赤い紐をつけ、参加者がコースアウトしないようにとの気遣い。なんとも涙ぐましい。

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【No.3】
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 そして9月25日金曜日、みんなを迎えるため空港で待機していた時であった。確認のため、開催するための準備品やスイムキャップ、バナーやメダルなど荷物が届いたかどうか確認をしたところ、まだ荷物は鹿児島とのこと。先乗りした参加者の石原さん含めスタッフは真っ青!!「またかよー」ヨロンでは2年連続の荷物未着。恥ずかしい。「宅急便会社にはあとで交渉するとして、今回エントリーフィーは返却しよう。」スタッフ全員意見は一致した。

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 大会当日、真っ青に広がる空。海上はベタ凪。絶好のコンディション。コースは直線750mを1本とり、750mの先端ブイ下には餌付けエリアを事前に仕込む。ビーチから150m付近にラフウォータースイム名物「ポンツーン(浮島)」。ここでは水やお茶、黒糖などをスイマーにおもてなし。ポンツーンスタッフと談笑したり、上がって休んだりとホット一息つけるエリアである。

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5Kコースは先端とポンツーンを4周回してゴール。3Kコースは残念ながら餌付けポイントまで行かず、ビーチから500mのブイとポンツーンを4周回してゴール。1.5kは先端を折り返しゴールするコースである。 AM9:00、お馴染みヨロン島水泳連盟会長山本明美様(通称:明美ちゃん)の号砲と共に、まずは個人種目5Kの部(43名)がスタートした。男子の優勝は昨年度まで連続優勝している守谷雅之さんが有力と思われたが、27歳の竹本丈志さんが初優勝。女子は2位 に4分差、総合でも4位と圧倒的な強さを見せつけた渡辺桃子さんが座間味大会に続き優勝。続いてAM11:00に3Kの部(28名)、そしてPM12:30に1.5Kの部(40名)がスタートし、3Kの部は男女とも竹本さん、渡辺さんが5Kの部に続き連続優勝。1.5Kの部は竹本さん、渡辺さんがグランドスラムを狙ったが、竹本さんは2位 で優勝は秦 敏洋さん。渡辺さんは3位で優勝は大金宗子さんという結果であった。(個人種目終了後、鹿児島からスイムキャップなどの荷物が届く。)

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そして、PM2:00から行なわれたリレー部門。前日まで3チームというエントリーだったのが、当日エントリーが7チーム有り、合計10チームのエントリーにて開催された。大いに盛り上がったリレー部門、豪華メンバー(竹本丈志さん、浅野由紀さん、秦 敏洋さん)を揃えた即席チーム「チーム合コン」が有利と思われたが、チームのチームワークが勝り「Team Hiroユs」(越川雅也さん、大金宗子さん、清水邦彦さん)が優勝。さらに盛り上げてくれた最後のチーム「あっきー朝寝坊」(長谷川綾さん、小林章子さん、養父美亜子さん)の最終泳者養父さんのゴールで、「2002ラフウォータースイム・イン・ヨロン」は終了した。

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そして、アワードパーティーはヨロン島福祉センターにて開催される。テーブルに並べられたお弁当箱。
「昼のお弁当とほとんど一緒!これだけ?」準備のため一足速く会場入りしたスタッフは本心「やばい。」と思ったが、外では民宿のおばちゃんたちがせっせとイカ汁を作っていた。懇親こめて作ってくれたイカ汁で参加者は満足してくれるだろうと勝手に解釈し、パーティー準備を進めた。ヨロン水泳連盟会長の明美ちゃんのあいさつから始まったパーティー。まずは表彰式。会場入りする前、スタッフで「メダルだけじゃつまんないね。」とおみやげやで入賞者賞品(たいした代物ではない)を購入。5K、3K、1.5Kと進めていった表彰だったが入賞した人は同じ人が多いので、賞品はもったいないのでもらった人にはあげないことにした。
そんな大会はラフウォータースイムシリーズだけだろうと自己満足した。次はメインの出し物。子供エイサー、琉球踊り、民謡、そして踊りまくる本格的エイサーと続き、パーティーに乗りまくった参加者たちは、第3部の会場ライブハウス「かりゆしバンド」へ足を運んでいった。その先は誰もかも記憶をなくしている(スタッフ含む)と思うので、詳細は伝えられない。
参加者である守谷雅之さんのHP[http//homepage2.nifty.com/openwater]のメッセージボードで、その状況を察してほしい。
来年度の「2003ラフウォータースイム・イン・ヨロン」は同時期に開催予定。
「こんな大会あったらいいなぁ」をパワーアップして開催するため、早速準備を進めて行こう。
取材 パワースポーツ代表


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