「セルフディスカバリーアドベンチャー・マウンテンランペアマッチチャレンジin白馬」
開催レポート!




 北アルプス白馬山麓、今年も山岳アスリートの季節がやってきた!今年で3回目を迎えるマウンテンペアマッチチャレンジin白馬。北は宮城県から、西は鳥取県から白馬に集結した14チームの選手たちが今年も熱い戦いを繰り広げた。
 10月1日(土)は大会受付を開催。場所はおなじみ白馬五竜スキー場エスカルプラザ。初参加の選手も、前大会の雪辱を誓う選手も、明日の大会に向け準備万端の様子。コースの設営も無事終了し、あとは明日の好天を祈るのみである。

  10月2日(日)大会当日。朝3時過ぎに目が覚めて聞こえてくるのは激しい雨の音。一瞬がっくりするも、朝が空ければ止むであろうと気を取り直す。4時半より選手最終登録。雨や雪・低い気温のなかで行われたこれまでの2大会を参考に、選手は万全の装備を整えている様子で、まずは一安心。エスカルプラザよりバスにてスタート地点の白馬ジャンプ競技場へ選手は移動。選手はスタート地点でチームごとに記念撮影を行い、めいめいアップを行いスタートの時を待つ。予定より15分変更した6時15分、スタートホーンがジャンプ競技上に鳴り響き、14チームの選手たちは約22km先のゴール地点を目指しスタート!第1〜第4ステージからなるこの大会。まずは八方尾根スキー場のゲレンデをひたすら登り、八方池山荘を目指す第1ステージ。上部に進む程雨が激しくなる中、ゲレンデの急勾配をもくもくと選手は登っていきます。コース設営時には放牧中の牛がおり、念のため注意が必要であった箇所に牛の姿はなく、足元の牛の落し物に注意しつつステージフィニッシュを目指します。ステージ終了後は15分間のトランジットタイム。続いて、八方池山荘から五竜山荘までの第2ステージは途中最大の名所(難関)である、牛首の鎖場を通過するダイナミックなステージ。前半は登山道をひたすら登り、唐松山荘からは数百メートルにわたって続く絶壁の尾根を、鎖を伝って慎重に進む。次第に強くなってきていた風が鎖場では最高潮に達し、非常に厳しいコンディションの中、谷底に吹き飛ばされそうな突風にもめげず、選手は難所(名所)を無事通過する。五竜山荘で一息ついた後は、遠見尾根をほぼ下って、小遠見山を目指す第3ステージ。雨も風も一息つき、各チームともペースを上げてフィニッシュを目指す。小遠見山から白馬五竜スキー場までの最終第4ステージは、前半は登山道を、後半はゲレンデの急斜面をひたすらにくだり続ける。疲労がピークに達した選手の足腰を下りのコースはさらに痛めつける。
そして、スタートから4時間57分後、トップでゴールに現れたのは最年少チーム「ときわ走林会とTeam白樺」後藤・高橋ペア!前回準優勝の「ファンランドOGK」をおさえて見事に優勝を果たす。混合チーム優勝は「ハングリートレイルス」松本・佐藤ペア、女子優勝は「こぼれ山岳隊」高村・広浜ペアとなった。最終チーム「パシフィック☆パール」も7時間42分の好タイムでゴールを迎え、無事協議は終了。表彰式では各部門3位までが、メダルと協賛メーカー各社からの豪華賞品が贈られ、全日程が終了した。




  あいにくの天候にも負けず、健闘した各選手にあらためて感謝を申し上げます。また白馬村観光局を始めとした関係各所・運営スタッフ・応援をいただいた一般登山者の皆様にも深く感謝いたします。来年はさらに素晴らしい白馬山麓の景色の中レースが開催されるよう祈念し、多くの参加者をお待ちします。ありがとうございました。

■番外編コース写真(コース設営時9/29〜30に撮影)


■チーム紹介


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