セルフディスカバリーアドベンチャーレース開催!
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セルフディスカバリーアドベンチャーレース・王滝村リザルト
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セルフディスカバリーアドベンチャーレースのフィニッシュは、最終ステージではなく途中どのステージでもチームが行き着いたステージ、そこがそれぞれのチームのフィニッシュライン。だから途中のステージで終了したチームは決して悔やまず、翌年はその次のステージを目標にトレーニングを行う、そんなところがこのレースの魅力だろうか。
7月15日(土)、まずはアドベンチャーショートレースの開催。昨年までビギナーレースと称してきたが、今年からシュートレースと名称を変更し、例年よりもそれぞれのステージの距離を延ばし、スキルが必要なコース設定とした。当日は梅雨前線がちょうど途切れ、晴れ間も見せるこの時期にしては絶好の天気だ。参加チームは74チーム。第1ステージ「MTB」・第2ステージ「トレイルランニング&リバートレック」・第3ステージ「マウンテンランニング」・第4ステージ「カヤック」と全4ステージ。オフロードオンリーの第1ステージのMTBでは、トレーニング量の差が順位にひびき、トップチームと最終チームのタイム差は3時間近くと大きく差が開く。第2ステージでは登りのみのトレランと水かさが増したリバートレックで選手たちは悪戦苦闘。リバートレックのトレーニングを積んだチームは面白いように先を進む。そして第3ステージに進んだチームは50チーム。24チームが第2ステージで終了となった。第3ステージの関門がスタート後6時間。レース途中関門タイムが延長されスタート後6時間30分となる。第3ステージのマウンテンランは前半が里山の頂上まで林道を登り、後半は道なき道を一気に下る。参加者に聞くと後半の下りが一番面白かったとのこと。第4ステージに進んだチームは20チーム。 最終ステージはカヤックだ。ここまで進んできたチームはカヤックのスキルも持ち合わせており、最終フィニッシュ地点の松原スポーツ公園には第4ステージに進んだ20チーム全てがフィニッシュした。完走率は27%だった。男子部門は終始トップをゆずらずトータル5時間31分で「アトム隊」(井上純一・加藤淳一)が優勝。混合部門は「Juvenile T」(守野哲也・小玉通子)が7時間9分優勝した。 |
ショートレース |
表彰式&カーボパーティー |
7月16日(日)はアドベンチャーロングレース。当日はふたたび梅雨前線が本州に停滞し、1日中雨雨雨。危険を回避して当初予定していたリバートレック種目はスキップした。コースはというと、ここ数年三浦ダム周辺を使用していなかったので、今年はMTB種目の距離を延ばし三浦ダムまでのロングコースを設定。第1ステージ「カヤック」・第2ステージ「トレイルラン二ング」・第3ステージ「MTB」・第4ステージ「トレイルランニング」・第5ステージ「MTB」の全5ステージ。第1ステージのカヤックは初の一斉スタート。ステージ距離は約10kmとロングディスタンスだったが、どのチームも昨年よりトレーニングを積んで来たと思われ、それほどタイム差はなく全チームがフィニッシュ。第2ステージは短めのトレイルランニング。しかし森林鉄道軌道敷跡を行く変化にとんだコースで、選手は時折奇声を発しながら進んでいった。
第3ステージは三浦ダムの奥まで行くMTB。このステージで落とし穴があった。スタート直後、二股に分かれる道の中央に赤い矢印、そして赤い矢印の後ろの青い矢印が建てられていた。ほとんどのチームはコースアウトしてしまったが、コースマップが頭に入っていたチームは、その場所でおかしいと気づき青矢印の通りにコースを進んだ。しかし、第3ステージのほぼスタート順で第3ステージをフィニッシュした。第4ステージは前半がシングルトラック、後半は林道と約15kmのトレイルランニングだ。第3ステージでのMTBではコースアウトした距離を含め、50km以上ペダルを回し続けてきた足の負担が、トラジションタイム10分間でどのくらい回復することが出来るか。このステージでほぼ結果が決まることは、もちろんトップグループは知っている。完走を目指すチームはこのステージをスタート後10時間以内で到達しないと次のステージに進めない。様々な思惑をもちながら各々のチームはスタートして行った。そしてこのステージをクリアして最終ステージに進んだチームは17チーム。そして、その全てが最終ステージのフィニッシュラインを越えた。完走率は55%だった。結果、男子部門では終始トップをゆずらず「TEAM CW-X erite」(松葉桂二・高橋泰夫・熊崎智浩)が8時間39分で見事優勝。混合部門では総合でも2位となった恐るべき桜井美恵率いる「さくらチョコナGO」(桜井美恵・鈴木孝司・高倉豪)が9時間19分で優勝した。 |
ロングレース |
ショートレース、ロングレースともMTBでガレた林道を長時間走ってきて、アスファルトで緊張が解け転倒してリタイヤした選手が数名。レース中のアクシデントは危険なところではなく、気が緩んでふとしたところでのアクシデントが多いようだ。王滝村にはまだまだ未開拓な場所が豊富にある。さて来年は。早速コース設定に取り掛かろう。
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