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40kmクラスには大塚監督、於保(おぼ)、上園、池田姫、そして谷原が100kmを裏切り参加した。今回の使用マシンは王滝出発前、メカ安部がシュイン4バンガーを直前3分チューニングでクロカン仕様に改造したもの。上りにはチョットキツイかもしれな
いが下りには心強いレーサーだ。
スタート後、緩やかな坂が続く。日頃練習などしていない。だから周囲のペースに
合わせしまうとオーバーペースになる、と考えてセーブ走行をしていたのだが、突如
激坂が始まる。しかも、ガレ場道! ホントの4駆車でないと車で上ることは無理だ
ろう。途中までこげたものの、Rタイヤスリップするほどのキツさ。大塚監督
上 園、私の3人がお互いが見える範囲で走行。もう半分は走っただろう、と思いきや
10kmの標識! 通り過ぎるたびに選手の「ええっー!!」「ひぇ〜〜!!」の声。
はるか遠くの山の中腹を見るとそこに選手の姿が。また、後ろ振りかえると、今自
分が上ってきた道が見えるが、かなり下の方にもまだ選手がいる。これはレースとい
うより行軍。ああ、野麦峠、八甲田山、 難民の列。昔テレビで見た管理職養成学校
の訓練と言った方が正しい。
極限状態に陥ると、参加者がとる行動もまちまち。道端の小さな滝を見つけて水を
浴びている者。それも他の選手を誘っているのだ。また、暑さのあまり座り込んでし
まう者。景色を満喫している者。パンクしている者。すでに食料が尽きている者。
チェーンが切れている者。怒っている奴。みんなに「ガンバ!」と声掛けている者な
どなどなど。それぞれの参加者の日常生活、性格が透けて見える気がした。自分もす
でに食料も尽き、残されているのはボトルの水のみ。山岳なので紫外線をたっぷり含
んだ日差しが本当にキツイ。春の8耐以来なので脚が心配。何度かピクピクと痙攣気
味。幸いにもMTBの軽いギアなので腰への負担はほとんど無い。しかし、「腹ヘッ
タ―!!」
しばらく進むとローギアに入らないという関西系の中年が手を油まみれにして奮闘し
ている。知らん顔〜、しようと思ったが自転車屋の悲しい性。その後に出会ったのがパンクを直そうとしているのだが車輪が外せない人。なぜだかQシャフトまで外し
ちゃっている。車輪を外さないでパンク直せるのかな?
「トップに入れないと外れませんよ!」
「おお、そやなー!おおきにぃー!」 自分のアドバイスで何とかクリアできた。
でもその人が食べていたカロリーメイトを
少しでいいから分けてください、と言えなかった自分。色々なことを模索しながら、
「なんとか完走できる」と確信。2kmくらいはあったろう、ゴールへはダウンヒルが
続く。転倒者も多い、姫もここで転んで流血していた。ここのダウンヒルは富士見Cコース級だ。
やっと着いたゴール。しばらく立てなかったが、終ってみると楽しい
レースだった。
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