松葉 桂二さんのレポート
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TEAM CW-X [松葉 桂二、山川 敦司、熊崎 智浩]
男子チーム 優勝/総合 優勝 |
「アドベンチャーレースの日本選手権」と囁かれているSDAことSelf
Discovery Adventure Race が長野県王滝村で開催された。4年目を迎える今回は本戦の前日7月19日にビギナーレースが23チーム×3ステージで行われたため19日夜のウエルカムパーティーは、初日のアワードセレモニーも兼ね催され一層盛り上がりを見せていた。メインレースエントリー数は50チーム×6ステージが設定され、上位
を狙う各チームの顔ぶれも豪華で ●海外レース経験も豊富なアイアンマン百戦錬磨のAsics ●宮古島優勝者を含むトップトライアスリートで構成されたFan Land リ フルマラソンを2時間30分台で走るランナーを配する地元長野のAlpick ●デュアスロンの猛者を集めた自衛隊の屈強部隊 ●MTB xc Jシリーズで活躍中のEliteが率いるForza軍団 ●シドニーOlympic代表Athleteを含むThe Earth Players CW-X ●バルセロナOlympic代表、全日本選手権2連覇のブリヂストン・アンカー藤野智一選手と白戸太朗プロが率いるタレントミックスなど蒼々たる顔ぶれが揃って、午前6時にスタートが切られた。 |
【1st Stage Mountain Bike 18.0km】 プロローグは、先導車誘導によりスタート地点の滝越から白川沿いに走るオンロードを白巣峠に向かって緩い上りを進む。5km程進んだ地点でホーンの合図と共に左上するジープトラックへ折れてレースが始動。上位 を狙うチームとバイクに自信のある者は、先頭集団でペダルに込める力を炸裂し始め、目の前にはブリヂストン・アンカー藤野プロのサイボーグ状太股筋肉が膨張と収縮を返し、凄い迫力で躍動している。オフロード上の至近でワールドクラスのペダリングが見られることは、王滝の大自然に匹敵する貴重な眺望かも知れない。高度を上げて行くに従い、ディフェンディングがかかっている我々Team CW-X Eliteをマークするチームも居て、前後に追従されるが、標高1500mを超えMax45km/hで下るダウンヒルセクションに突入したあたりで周りを振り切り、そのまま氷ケ瀬のトランジションへ進む。(1st Stage Results 1:08) |
【2nd Stage Trial Run 23.0km】
お腹が空いていなくとも15分の休息では、積極的にPower JelとSavas Energy upを補給して、乳酸ダメージに備えた。低い気圧による低酸素の中、心拍数を押さえて進むが、平地走での能力以外にコア筋力の要求されるランは、地図で見た以上にタフだった。チーム最年少の熊崎はスピードがあがらず山川がザックを2つ背負って走ることになった。休むことのできない連続する登りは退屈で、うんざりするほど長く容赦なくエネルギーを消失させていく。しかし標高1500mの真弓峠を過ぎ、緩やかに下る森林鉄道跡に入っていくと、このステージにおける究極の喜びを与えてくれる。朽ち果 てた木道橋、覆い被さる原生樹木、素晴らしいトレイルが続き、ひんやりとした空気が走り続け熱くなった身体を癒してくれた。(2nd Stage Results 1:56) |
【3rd Stage River Trek 9.2km】・・・・・(距離1/50,000よりplanimeterで計測)
リバートレックの出だしは、フィックスロープの懸垂下降で始まり、取材陣のシャッターチャンスでもあるらしい。こういった遊びの要素があると嬉しくなってくる。しかしウグイ川の源流に飛び込むと話は別 だった。両岸が廊下状の垂壁で囲まれた淵は逃げようもなく、飛び込んで前進するしか選択の余地はない。水温は低くウェットスーツ着用でも肢体は痙攣を始め思うように泳げないことに加え、顔面 ヒットをくらった熊崎はコンタクトレンズを失っている。3人声を掛け合いながら滝を飛び、トロ瀬を流れに任せて下ると、イワナなのか大きな魚影が確認でき深山の趣も十二分である。前夜のミーティングで低体温症に備えホットオイルを全身塗布し長時間行動も予想して行動食も多めに準備してきたが、このステージは、計算以上に長く補給する食料も体力も底を着き始めた。下降し続けて2時間が過ぎると様相は渓谷から河川へと変化し、ステージゴールを予期させ標高900mの氷ケ瀬に到着。既にスタートしてから6時間が過ぎている。(3rd Stage Results 2:34) |
【4th Stage Mountain Bike 33.0km】 第2バイク前半のオンロードには閉口だった。柳ケ瀬から濁川の右岸を一気に1300mまで標高を上げダートに入るが、その後も容赦なく1600mまで登りが待っている。しかし、ここまで比較的順調に来ていた松葉がハンガーノックに陥りストップ。リバートレック中の不十分な補給が原因だった。パワージェル2本を水とともに連続摂取し、計器で標高を確認しながらストラップで牽引してもらう。幸運なことに上りは終わり、上黒沢源流部へ少し下った後は三浦ダムに向け最後の激坂を超えればこのステージが終えられる。易しいダウンヒルを緊張感も無くダムに向かって下っていくとアスファルトが現れるが、ちょっと油断し過ぎたようでミスコースしてしまった。三浦ダム堰堤直下まで下りすぎてしまったため、再度登り返して正規のルートに戻るまで5分以上のタイムを失う。ロスの大きかったこのステージも残りは少ない筈だ。気を取り戻してバイク最後の課題、暗くて長い蜂淵トンネルはサイクルライトを使うとともにクリートも外し慎重に通 過して終了点へ向かった。(4th Stage Results 2:36) |
【5th Stage Athlete Climb 2.2km】・・・・・(距離1/50,000よりplanimeterで計測) 15時14分、このステージへ進めるリミット時刻の16時まで残り少ない。どのチームが我々を追っているのか?残り2時間後に、このままトップでこの場所に戻って来ることが許されるのか?確信は持てないもののアドバンテージを取っている事だけは間違いなさそうだ。スタッフやチームサポーターに声を掛けてもらいスタートする。水交園から白川本流を少し遡上してから、左上するクライミングストリームは、マイナスイオンで満ちていて我々クライマーが生き返るのに相応しい場所だった。登りながらリカバリーしていくのが実感できる。昨年より断然水量 が多く、コケ蒸した岩も滑りやすいが、気になることは何もない。最小エネルギーで最短コースをファインディングしながら登高すると難なく最終ステージの林道に到着した。(5th Stage Results 0:58) |
【6th Stage Trial Run 9.0km】
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【フーズ】 |
【タクティクス】 |
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プ ロ フ ィ ー ル
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