昨年10月に開催されたMTBスペシャルが部門数も増えパワーアップ!6月3〜4日に「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝クロスマウンテンバイクフェスティバル」と名前も時期も変更して開催された。種目は、クロスマウンテンバイク20K、42K、100K、MTB1Dayツーリングとビギナーの方からでも楽しめ、仲間と参加しやすい部門が加わった。メイン会場は昨年リニューアルされた王滝村・松原スポーツ公園。今回も各スポンサーブース、王滝村特産物ブース、軽食コーナー、選手受付やパーティー全て緑に囲まれたこの会場で行われた。
6月3日、天気は良好!とっても爽やかな気候のもとクロスマウンテンバイク20KとMTB1Dayツーリングが開催された。
朝10時、当日受付を済ませた20Kの部の選手たちが氷ヶ瀬をスタート。スタート後すぐの約6Kの上り、その後のアップダウンを経て1周で20Kのコースを26名の選手が走り抜けた。男子優勝は大泉愛輪会の井原徳幸選手(1:19:55)。女子優勝はチーム輪娯ロードの玉城加奈子選手(2:43:22)。
1Dayツーリングはおにぎり弁当を持ち松本俊プロ、TeamCW-Xの引率のもと10時に松原公園を出発。予定でも6時間と長いが、実際帰ってきたのは16時30分頃、しかも走行距離を聞いてびっくり!約60Kもあった。42Kは自信がないからとツーリングに参加した選手もいたはずだが松葉インストラクター(CW-X)によると選手たちの気迫、やる気でこの距離になってしまったそうだ。思う存分楽しく?苦しく?満喫できたのではないだろうか。ヘロヘロになり帰ってきた選手たちの表情は満足感と達成感、自信がみなぎっていた。きっと次回は迷わず100Kに挑戦だろう!
夜の競技説明会を兼ねたカーボパーティーは王滝観光総合事務所・胡桃澤理事長の挨拶、王滝村 企業課・細尾課長の乾杯でスタートした。競技説明では例年になにガレガレのコースという情報に選手は少々不安げな表情・・・。そして最後は各スポンサーのみなさんにご協力いただいた豪華賞品が当たるジャンケン大会で賑やかに終わった。
6月4日、昨日に続き気持ち良く晴れたこの日はクロスマウンテンバイク100Kと42Kの部が開催された。
朝6時、松原スポーツ公園をスタート。スタートゲートには30分以上も前からバイクを置きスタートの位置取りが始まっている。(すでにレースはスタートしている?)スタート直後の長蛇の列をバックに記念写真を撮り最後尾から私(宮崎)はのんびりスタートした。公園から林道までの舗装路約5.5Kは先導車に選手全員が付いていく。林道入り口が近づくにつれ先頭は選手同士意識し始め、また位置取りが始まる。私は今回初出場なので100Kのマウンテンバイクの疲労度やペース配分など全く想像が付かない。とにかく体の動くがままにペダルをこいだ。ただ1つ?2つかな?気をつけたのはパンク予防のために石を避ける、補給食(主にパワージェル)を時間で取ることだ。(※レース後の感想→皆さんはとっくにご存知のことと思いますが、定期的に取ると集中力、疲労によるスピードの落ち幅が非常に少ないし、内臓への負担も少ない。これはタイムアップに大いに繋がる!!!はず・・・)
スタート直後は約12Kで600m登る上りだ。また、30K付近の下りは少々ガレている。ここでコントロールしきれずに転倒し右手を強打した。(普段滅多にMTBに乗らないから仕方がない)きっとトレーニングをしている選手には何でもない下りだろう・・・。
35〜65Kは比較的高低差のないアップダウンが続く。林道の両サイドが木で覆われている箇所は涼しいし、トンネルをくぐっている様で気持ちがいい!三浦貯水池の眺めもいい!開けている箇所では数キロ先を行く選手が見える。あそこまで上るのか・・・ワープしたい!という気持ちになったりもした。(私だけ?)第2チェックポイント後長い下りが続く、これで下って終わりかな?と思いきやまだ2つの上りが待っていた。そして最後は5.5K下ってゴール!!!長いような短いような100K(いや決して短くはないな!)が終わった。空気が澄んでいて空気がおいしい。きつさを和らげてくれたように思えた。
10Kごとの距離表示は励みになったりならなかったり・・・。天然エイドステーションはところどころにあり自然の恩恵をいただける。パンク修理している選手、バイクを降りて補給を取る選手、座って休憩している選手、思い思い100Kという長いレースを楽しんでいるようだった。
参加者338名、リタイア者37名の頂点に立ったのは松本俊選手(TREK)4:54:41。女子優勝は佐々木優子(FORZA・フォルツァ)5:52:39。2人とも5時間切り、6時間切りの目標タイムをクリアしたようだ。トップ争いをしていた選手はどんなペースで駆け抜けたのだろう?
42Kの部は7時にスタート。スタート地点となる釣りきち渓谷までは公園から11Kあるので余裕をもって行動してもらわなければならない。王滝川沿いを進み三浦貯水池過ぎると100Kの第2チェックポイントがある。そこから合流し同じルートでゴールに向かう。42Kの優勝者は山後恒選手2:07:08。女子はチーム山の駅の伊坂和花選手2:39:15。
今回も松葉桂二さん率いるTeamCW-Xのみなさんがサポートスタッフとしてメカニックキッド、スペアチューブやパワーバー、パワージェルなどの栄養補給食を携帯し、一緒に走っていただいた。私も曲がったサドルを直してもらいました。
今年初めて6月の開催となったが、両日ともに天気には恵まれ非常に良いコンディションの中開催できたことを本当に嬉しく思う。王滝村の方々の多大な協力も感謝しなければならない。選手の歓迎のバナー(横断幕)はご覧になりましたか?
今後も権兵衛トンネルが開通し若干アクセスし易くなった王滝村で、自然に感謝し大いに楽しませてもらいましょう!
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