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NO.24 「 与那国島〜西表島シーカヤック横断 」

9月28日(木)
与那国島に降り立った。翌日はいよいよ与那国島から西表島まで約80kmのシーカヤック横断だ。一昨年8月、ヨロン島から奄美大島まで約200kmを5日間かけてシーカヤックで横断したが、与那国島から西表島までの横断はその間立ち寄れる島はなく、一気に80kmを漕破しなければならず、海洋の状況もヨロン島〜奄美大島よりもはるかに厳しい。今までにこの海峡を横断したカヤッカーは数少なく、ここ3年間では皆無(らしい)。今回集結した「チーム八幡」のメンバーは、OSJではお馴染みのちゅらねしあ代表「八幡暁」を隊長とし、OSJ湘南クラブハウスの「パワーカヤック」製作者ウォーターフィールドの水野さんを筆頭に漕げるやつら精鋭9名が集結した。そして性能を試すため「パワーカヤック」も持ち込み海峡横断に挑んだ。

9月29日(金)
天候は曇り時々晴れ。しかし風7m以上、波4m以上と台風の影響があり悪条件の中での挑戦となった。AM4:00いよいよ出発。当初の予定だと西表島到着はPM8:00で約15時間の航行だったが、この海洋の状況だと何時の到着になるかわからず、人間の運動し続ける限界の出発後24時間を制限時間として、その時間を越えたら判走船へそれぞれのシーカヤックを繋ぎ搬送しようという計画だった。

予想通り与那国東部の東崎(あがりざき)を越えるあたりの三角波は4mをゆうに超え、持ち上げられたら叩きつけられる、そんなジェットコースター状態が3時間以上続いた。漕行速度も1時間に2kmと厳しい状況の中、チーム八幡は弱音を上げず前に進む。三角波がおさまったが外洋の大きなうねりが続き、ついに私(滝川)は船酔いし、はげしい嘔吐を繰り返した。(他のメンバーはへっちゃらだっだらしいが。)気を取り直しパドルをがっちりと握り、他の仲間に迷惑がかからぬよう必死になって漕ぎまくる。夜7時になり暗闇の中の漕行となった。隊長からの到着予定時間がAM12:00に修正される。しかし、大波とうねりの中を15時間以上漕ぎ続け、立ち止まると途端に1km以上流される状況下での休憩は5分以内と、厳しい条件の中進んできたチーム八幡のメンバーは疲労と眠気がピークとなり、思うようにスピードが上らない。けれどみんなで励ましあい、フィニッシュの西表島を目指し進んでいった。リーフ内に突入したのか波も収まり始め、西表島の灯台の明かりも大きくなりフィニッシュまでもう少し。そしていよいよフィニッシュの西表島祖納港へ到着!時刻はAM3:30、漕行時間はなんと23時間30分!メンバーは達成感を通り越し放心状態。漕げるやつら、屈強なカヤッカーが集結してやっとのこと達成したこの海峡横断。この経験は自分にとってもちろん忘れないであろうし、今後の人生において、とにかく自分を信じて諦めずに前に進めば、必ず自分が求めている答えが待っていることを実感したと言っても大げさではないだろうと思う。

今回参加したメンバーに謝りたいこと。自分だけ日頃の忙しさを理由に、この海峡横断に対してトレーニングが不十分で不安な思いをさせてしまった。「本当にスミマセンでした。」次回は大丈夫!すっかりと海の男になった私にご期待ください!

ちゅらねしあHPアドレス[http://www.thegreatseaman.jp/index.html]。

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