我々パワースポーツスタッフは水曜日から現地に入り、丸2日間と半日でコース設営をし、金曜午後から受付会場で選手たちを出迎えました。昨年はスタート地点が宇検村運動競技場でしたが、今年は道路工事の影響で宇検村役場からスタートとなり、昨年より若干距離が縮まりました。但しスタート後、すぐに湯湾岳に続く急登の林道のため、選手にとってはかえって厳しいコースになったかもしれません。
大会結果
50K | 20K | |
出走者 | 162名[男子142名・女子20名] | 68名[男子43名・女子25名] |
完走者 | 150名[男子134名・女子16名] | 55名[男子36名・女子19名] |
完走率 | 93% | 81% |
50kmの部入賞者
男子総合 | No. | 氏名 | 年齢 | 都道府県 | 総合記録 | チーム名 |
1 | 55 | 五十嵐 勝治 | 33 | 埼玉県 | 3:56:51 | 高尾山走術研究所 |
2 | 66 | 黒河 輝信 | 23 | 神奈川県 | 4:00:41 | 早稲田大学山岳部 |
3 | 60 | 高井 和馬 | 25 | 愛知県 | 4:15:04 | 川田塾 |
4 | 118 | 大崎 哲也 | 27 | 愛知県 | 4:18:43 | |
5 | 102 | 水越 友洋 | 41 | 東京都 | 4:29:26 | 六本木ロケッツ |
女子総合 | No. | 氏名 | 年齢 | 都道府県 | 総合記録 | チーム名 |
1 | 515 | 岸野 徳子 | 47 | 三重県 | 4:49:02 | ATRC三重 |
2 | 525 | 松下 徳子 | 43 | 三重県 | 5:26:12 | |
3 | 505 | ミロビドワ アナスタシア | 27 | 東京都 | 5:54:59 | |
4 | 524 | 三田 知世巳 | 29 | 兵庫県 | 6:02:05 | 100スマ |
5 | 502 | ソコロワ アンナ | 29 | 東京都 | 6:16:53 |
20kmの部入賞者
男子総合 | No. | 氏名 | 年齢 | 都道府県 | 総合記録 | チーム名 |
1 | 1023 | 田辺 勉 | 38 | 埼玉県 | 2:03:01 | TRR |
2 | 1052 | 滝川 次郎 | 53 | 神奈川県 | 2:19:25 | |
3 | 1024 | 小山 岳則 | 39 | 東京都 | 2:34:38 | |
4 | 1020 | 市田 卓 | 38 | 鹿児島県 | 2:35:50 | OFD |
5 | 1034 | 佐藤 勇人 | 44 | 鹿児島県 | 2:42:05 |
女子総合 | No. | 氏名 | 年齢 | 都道府県 | 総合記録 | チーム名 |
1 | 1524 | 鶴田 真琴 | 30 | 東京都 | 3:15:06 | |
2 | 1504 | 長谷川 則子 | 32 | 鹿児島県 | 3:17:33 | |
3 | 1502 | 谷本 春菜 | 26 | 兵庫県 | 3:22:06 | |
4 | 1507 | 正込 祐紀子 | 34 | 鹿児島県 | 3:26:13 | |
5 | 1505 | 中地 佐知江 | 33 | 東京都 | 3:28:16 |
前日
レース数日前の天気予報では降水確率が60%以上と半ば諦めかけていた当日の天気でしたが、前日に曇りの予報となり、レース当日は大方曇りで、途中パラパラと雨が降りましたが、レースでは火照った身体を湿らせてくれ、選手にとっては好コンディションになりました。
50Kレース前
50K部門の選手は奄美市内の小学校前に集合し、1時間かけて約50km先のスタート地点宇検村役場へと向かいます。他のトレイルレースと違ってのんびりした雰囲気で、スタート直前になっても談笑している選手たち。定刻AM6:00、宇検村元田村長のスタート合図とともに奄美大島のジャングルトレイルへとかけ登って行きました。このコースはロード30%、林道65%、シングル5%という感じ。ロード区間も林道の舗装道なので、南国の雰囲気を醸し出しています。島の中央に走る稜線がメインとなるコースなのに、ほとんど海が見えないという不思議なコースです。エイドステーションが3つと関門が2つ。関門には奄美大島特産物がズラリと並べられ、選手たちはエイドや関門で島人との交流を楽しんでいる様子でした。
20Kレース前
20K部門も同じく奄美市内の小学校前に集合し、スタート地点の大和村へと向かいます。ビギナー選手が多いのか、50Kに比べて緊張している選手が多数見受けられました。この部門の特徴は、実際の距離が26kmで、20K部門にも関わらず25kmの距離表示看板が現れるという、サービス精神旺盛な部門なのです。途中、50K部門とすれ違い応援し合うことが出来ることも、このレースの特徴でしょうか。スターターはお馴染みの大和村伊集院村長です。いつかは参加していただきたいですね。
レース
50K、20Kと終盤で同じコースとなり、貴重な動植物が生息する金作原林道もコースになっており、選手たちは奄美大島の大自然に魅了されます。最後約2kmのシングルトラックは、普段人が入らないジャングル奥地の様相を呈したコースです。足場は悪く、選手たちは怪我をしないよう一歩一歩慎重にフィニッシュに向かいました。(もちろんトップ選手はぶっ飛ばしてましたけど)奄美ジャングルトレイルのコースは、金作原林道以外は人や車両とすれ違うことにない、トレイルランニングにはうってつけのコースです。今回50K出走者162名で完走者が150名(完走率93%)、20km出走者68名で完走者が55名(完走率81%)。来年シーズン初めのレースとして、ぜひスケジュールに加えていただければと思います。
フィニッシュ
表彰パーティー
奄美ジャングルトレイルはレースだけではありません。表彰式を兼ねたアフターパーティーが凄いのです。南の島ならではで、決して本土では真似できない盛り上がり。パーティー代が参加費以外に5,000円もするのに、8割方の選手が参加するという出席率の良さ。それは参加してみて初めて分かること。(または噂を聞いて)総合表彰、エイジ別表彰後に行う余興で弾けます。今回は若き歌者「前山真吾」、お馴染み「パヒュームさとし」、島一番の勢い「浦上青年団」の3者。いやぁ〜、スタッフながら楽しんじゃいました。そして協賛メーカー(イノヴェイト、サロモン、ファイントラック、オン、パワーバー、黒糖焼酎)から提供頂いた豪華商品が当たるじゃんけん大会で締めくくり。
パーティー終了後、興奮冷めやらぬ参加者たちは、各々奄美市内のネオン街へと繰り出して行きました。
「OSJ奄美ジャングルトレイル」で幕をあけた2016年OSJトレイルシリーズ。次回は3月19日(土)・20日(日)の「OSJ新城トレイルレース」です。また新城で元気なみなさんとお会い出来ることを楽しみにしています。今年も充実したアウトドアスポーツライフを送りましょう!!!