今年の開催日程はいろいろと調整したのですが、日本最大のトレラン運動会「ハセツネ」と同日、近い日程でも上州武尊、信越五岳、UTMFなど、人気のトレランレースが目白押し。内輪では「100名集まればいいところでしょ」という予測でしたが、蓋をあけてみれば200名の定員が一杯、追加募集して最終的には260名となり、嬉しい誤算となりました。
このレースの特徴は
1. | 32kmを5周するレースで1周毎メイン会場に帰ってくるので、そこで栄養補給や レース中の飲食物の補充やウェアの着換えが出来るので、レース中の荷物が最低限で済む。 |
2. | 制限関門は一か所で、4周目(128km地点)をスタート後28時間で通過すること。ということはいくら遅くても28時間ずっーと走り続けられる。 |
3. | 4周目からペーサーをつけることが出来、励ましを受けながらフィニッシュを目指せる。 |
4. | エイドステーションが4周コースに2か所で、行き帰り通るので合計4か所あり、2周もすればエイドのスタッフは名前を覚え声援を送ってくれ、しかもOSJらしからぬ飲食物が充実している。 |
5. | 交互通行する場所が多く、選手同士励まし合いながらレースを楽しめる。 |
6. | メイン会場や各エイドなどで、応援がしやすい。 |
7. | なんと言っても地元が大歓迎なこと。 |
受付・パーティー
レース前
1周平均7時間でフィニッシュタイムが35時間と完走できるのですが、出走者206名のうち180名が6時間を切って1周目を終了。「そのペースでいけば、みんな30時間切り!」と、MCで叫びながら思わず微笑んでしまいました。2周目フィニッシュよりみなさん異変を感じ始めたのか、ペースを落とした人、ペースが落ちちゃった人など三者三様なレース展開となりました。4周目のフィニッシュに辿り着いた選手は79名で、そこで制限時間になってしまった選手は7名のみ。ということは28時間の制限時間を超える前に、自らリタイヤを申告した選手はというと127名ということになりました。完走するには100マイルの対応する走力を備え、かつメンタルを鍛えることが、このKOUMI 100には必要だということが参加者のみなさんはわかったのではと思います。
男子リザルト
順位 | No. | 氏名 | 都道府県 | 総合記録 | チーム名 |
1 | 288 |
中田 匡俊 |
長野県 |
24:34:54 |
信州トレマン |
2 | 219 | 田中 裕康 | 神奈川県 | 25:25:13 | |
3 | 191 | 松崎 将博 | 愛知県 | 25:25:56 | |
4 | 123 | サットン クレイグ | 静岡県 | 26:15:01 | |
5 | 143 | 関 淳一 | 東京都 | 26:20:12 |
女子リザルト
順位 | No. | 氏名 | 都道府県 | 総合記録 | チーム名 |
1 |
356 |
鈴木 潤子 |
東京都 |
31:57:06 |
|
2 | 353 | 關 朋子 | 東京都 | 33:41:52 | TRC |
3 | 352 | 礒村 智恵子 | 神奈川県 | 34:43:28 | |
4 | 324 | 甲斐 愛子 | 新潟県 | 35:42:39 | チーム松永 |
5 | 351 | 石塚 彩子 | 神奈川県 | 35:48:30 | チームフエラムネ |
優勝争いは昨年の優勝者の田中選手が快調に進み3周目を終えトップ。その後、ジワジワとペースを守った走りを見せていた中田選手が迫り4周目を終えてトップに立ちそれからも先頭を譲ら24時間34分54秒で優勝しました。準優勝は田中選手、そして松崎選手と続きました。女子は実力NO.1の鈴木選手が31時間57分6秒で優勝。準優勝は関選手、そして磯村選手と続きました。女子の完走者は過去2回の大会で合計2名でしたが今回はなんと5名!走力、メンタル共身につけた女子が多くなったことを表しました。
レース
フィニッシュ
様々なレースがある中、このレースを選択していただいた参加者のみなさん、許可申請や関係諸機関の調整、そしてお蕎麦の振る舞い等、ご尽力いただいた小海町のみなさん、エイドステーションや選手誘導等、日中夜ボランティアとして活動して頂いたスタッフのみなさん、本当に、本当にありがとうございました!みなさんに愛される大会として来年も開催させていただきたいと思いますので、これから「OSJ KOUMI 100」をよろしくお願いいたします!