約900名のランナーが出走した奥久慈トレイルレース。レース前日まで、雨続きでしたが、レース当日は天候回復へ。 曇空の中、初夏を思わせる日差しが時折のぞきこみ、気温は約25度にも達するほどに。そんなコンディションのもと、約900名の選手が奥久慈のフィールドを出走しました。
レース前日
レース前日。選手受付は、例年通り大子町の文化福祉会館「まいん」で行われました。大会協賛社の出展ブースや地元特産品を振る舞う飲食ブースなども設けられ、受付を済ませた選手で大いに賑わいました。
屋内のホール会場で催された競技説明会には、トレイルのコンディションを危惧する選手が多いためか、会場に多数の選手が詰めかけました。また、地元のYOSAKOIチーム「常陸國大子連」によるパフォーマンスが披露されたのち、前夜祭がスタート。地元、選手、大会スタッフなどなど、各々がレース前の親睦を深めました。
レース当日
前日まで降り続けた雨は止み、レース当日を迎えました。50Kのスタート会場は袋田温泉の袋田第一駐車場。30Kは竜神大吊橋第一駐車場が設定され、朝4時からは、50Kの装備チェック(ドリンク1Lとライト)、荷物預かりが実施され、5時30分にスタート。30Kは竜神大吊橋を7時スタートとなりました。
今回、50Kの部は 595名、30Kの部は259名が出走。コースは袋田の滝から竜神大吊橋、東金砂神社、“大会名物”赤岩地区エイドと見どころ満載です。トレイルは、幾多も小刻みなアップダウン、テクニカルなガレ場、沢を進むアドベンチャールートなど、バリエーションに富んだコース設定。まさに、奥久慈トレイルの醍醐味です。
男体山山頂周辺
湯沢峡(エイドステーション)
竜神大吊橋
赤岩(エイドステーション)
東金砂神社
トレイル
フィニッシュ
徐々に気温が上がる中、50Kは名取選手が、30Kは町田選手が制しました。50Kの女子は、2位の湯浅選手に20分以上の大差をつけて、山ノ内選手がフィニッシュ。30Kの女子は早川選手が2位の斎藤選手に追われながらも、逃げ切りのフィニッシュ。難関コースとして知られる、当大会50Kの完走率は54%。またしても、60%には到達せず。。走力が試されるOSJ奥久慈トレイルレース。来年も熱いアツい熾烈な大会になることでしょう。
表彰式
大会結果
50Kの部 | 30Kの部 | |
出走者数 | 595名 | 259名 |
完走者 | 324名 | 254名 |
完走率 | 54% | 98% |
50Kの部入賞者
順位 | 男子 | 女子 |
1 | 名取 将大 | 山ノ内 はるか |
2 | 齋藤 直昭 | 湯浅 綾子 |
3 | 沓掛 健一 | 關 利絵子 |
30Kの部入賞者
順位 | 男子 | 女子 |
1 | 町田 知宏 | 早川 蕗子 |
2 | 若林 桂太 | 齋藤 純江 |
3 | 中島 洋光 | 阿部 小百合 |