OSJ TRAIL RUNNING RACE SERIES 2017

梅雨明け直前の7月中旬。
アウトドアフィールドのメッカ長野県木曽郡王滝村。
その王滝村の大自然あふれるフィールドを舞台とした「OSJ ONTAKE 100」。
OSJシリーズ史上、アツいレースと言っても過言ではない。
王滝村に1,200名以上の選手が集結。


大会前日受付

15日(土)14時過ぎ。
前日までの雨は止み、回復傾向へ。
大会本部会場の松原スポーツ公園では、
大会協賛社や王滝村地元のブース出展が行われ、
大会会場は受付を済ませた選手たちで、大賑わい。



大会当日

15日(土)20時に100mileが、16日(日)0時には100kmがスタート。
直前の競技説明・開会式までは、つかの間のフリータイムだ。
宿泊先で仮眠する者。仲間たちと語らう者……。選手らは、夜のスタートを待った。

15日(土)19時過ぎ。
まず、100mileの選手が、松原スポーツ公園に再び集結。
参加選手は、ツワモノのランナーばかり。
とはいえ、今回、選手の誰も知ることのない、
初の新規コース(白巣峠〜高樽滝〜真弓峠〜小俣分岐)となる岐阜コースが待ち構えている。


王滝村のフィールドならではの、
朝霧、木曽檜、せせらぎ、そして、一望できる雄大な御嶽山。


20時。100mile159名の選手が一斉にスタート。
松原スポーツ公園を後にし、御嶽山麓に広がる、
夜の林道へと向かっていった。
再び、松原スポーツ公園に戻ってくることを願いながら……。


コースには4つの関門と、数々のエイドステーションが設けられている。

コース全般が林道ゆえに、ほとんどが不整地のガレたフィールド。
アップダウンを細かく繰りかえすコースが、選手の脚力を試す。
また、スタートから明け方までは、
ヘッドライトやハンドライトの灯りが自身の前方を照らすこととなる。


曇りがちな夜空からは、月と星がのぞかせる。
周回する2つのループでは、厳密に通過チェックがされる。
コースは言わずもがなの100mileとロングトレイル。
実力に見合ったペースでなければ、完走はまずありえないだろう。


16日(日)0時。
100kmのランナー1039名も出走する。出走者は100mile選手の6倍以上。
周囲を煌々と光らせながら、村を抜け、林道へと突き進んでいく。
100kmは3つの関門と数々のエイドステーションが設けられている。


夜といっても、季節は7月中旬の初夏。
選手にとって、昼夜を通して、暑い。
ましてや、日差しが照りつける日中は灼熱そのものだ。
走りきる脚力だけではなく、体力と精神力が試される。


朝4時ごろ。徐々に朝霧とともに、
フィールドは明るくなっていく。
もちろん、陽が上れば、気温は上昇。
体力は余計に消耗するはめとなる。


気温が低めの時に、フィニッシュゲートに近づけるか。
とりわけ、100mileのコースでは、
新コースとして設けられた、高樽滝起点〜真弓峠が上りっぱなしの約15km。
ここまで走り続け、疲れ切った脚と、どう向き合えるかがカギ。


100mileを制したのは、五十嵐 勝治選手(16:37:37)、100kmは牧野 公則選手(8:17:46)。
入賞ランナーの常連とも言えるトップランナー2名が、フィニッシュゲートを一番でくぐった。

それ以降、御嶽山の頂に見守られ、
数々のランナーがフィニッシュゲートへと急いだ。



表彰式・フェアウェルパーティー

100mile男子 100mile女子
順位 No. 氏名 総合記録 順位 No. 氏名 総合記録
1
2
3
4
5
21
96
27
93
4
五十嵐 勝治
小島 弘道
赤松 亮
久山 哲雄
丹羽 望
16:37:37
17:01:52
17:13:19
17:24:43
17:36:52
1
2
3
4
227
222
221
223
關 利絵子
小沼 興
内山 みちこ
井上 千鶴
20:47:24
22:03:53
22:25:29
22:44:01

100km男子 100km女子
順位 No. 氏名 総合記録 順位 No. 氏名 総合記録
1
2
3
4
5
1804
1159
1851
1426
1867
牧野 公則
梅澤 孟
水越 友洋
重原 政幸
宮崎 忠勝
8:17:46
9:18:39
9:19:54
9:20:57
9:36:04

1
2
3
4
5

2640
2651
2524
2607
2647
中村 麻季子
原 智美
木村 真由美
新保 佳代
橋本 智子
10:32:52
11:20:17
11:25:22
11:45:16
11:57:05


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