前日受付・パーティー
2017年OSJトレイルランニングレースシリーズもいよいよ最終戦。
今年の受付は山中温泉文化会館にて実施。
会場では不安と期待を胸に全国から選手が集まります。
ブースではパワーバーとA&Fが大会前の選手をサポート。
競技説明会の前に行われたパーティーは獅子舞や太鼓など山中温泉を感じてもらえる地元の余興が続き、選手を温かく迎えてくれました。
この山中温泉は観光地でも有名で、人の温かさやおもてなしをとても感じる地域ではないでしょうか。
レースの様子
スタート会場となる山中座は台風の影響もあり前日からの雨が降り続いていました。
今年2017年のコースは、新たに地元の方々が道なき道を切り開いて作っていただいたコースや一部通行止めのため、迂回路により全長80kmのコース設定となりました。
この山中温泉トレイルのコースの最大の特徴は、日本百名山の深田久弥が最初に登ったとされる富士写ヶ岳・大日山・鞍掛山の加賀三山そして三童子山とどの山も激登り激下りのオンパレード。
この悪天候の中での激登り激下りはトレイル上級者をも苦しめました。
そして紅葉シーズンでこんなところにブナの原生林が!と思えるほど景観も抜群でまさに「秘境トレイル」と呼べるのではないでしょうか。
レースは序盤から阪田選手と成瀬選手が安定感のある走りでレースを引っ張り、最後はふたりでフィニッシュ!!
そして女子では高村選手が男性が多く出走している中で常に上位をキープし、最後は総合7位でフィニッシュ!!
表彰式
表様式は山中座をバックに見事難関コースをクリアした選手のみなさんの笑顔がとても印象的でした。<大会リザルト>
男子 | 女子 | ||||||||
順位 |
No. | 氏名 | 都道府県 | 総合記録 | 順位 | No. | 氏名 | 都道府県 | 総合記録 |
1 | 104 | 阪田 啓一郎 | 三重県 | 11:08:52 | 1 | 545 | 高村 貴子 | 北海道 | 11:37:14 |
2 | 170 | 成瀬 康夫 | 神奈川県 | 11:08:52 | 2 | 522 | 上宮 逸子 | 愛知県 | 13:11:39 |
3 | 246 | 山本 健文 | 三重県 | 11:11:19 | 3 | 532 | 關 利絵子 | 神奈川県 | 14:20:57 |
4 | 1 | 田辺 勉 | 埼玉県 | 11:22:39 | 4 | 535 | 田中 麻里 | 岐阜県 | 15:06:34 |
5 | 208 | 保木口 雅也 | 福井県 | 11:24:29 | 5 | 537 | 中本 逸恵 | 兵庫県 | 15:08:33 |
終わりに
先週日本列島を通過した非常に強い台風21号の後、続いて台風22号の接近に大会開催も危ぶまれました。しかしながら地元や関係者のご協力により、無事に大会を開催することができました。
大会前、台風21号通過後のコースは、倒木や土砂崩れによりかなり荒れておりました。
地元の方々が終日、選手のためにと時間の許す限り作業を行っていただき、なんとか無事にコースとしてつながりました。
この山中温泉地域の山々は、まだあまり知られていない「秘境トレイル」。
山中温泉の山々がおりなす「秘境」に、地元の人々の温かさを感じる「おもてなし」が加わることで OSJ山中温泉トレイルレースが出来上がりました。
来年2018年もぜひ多くの選手に山中温泉へ足を運んでいただき、この激登り激下りを体験していただければと思います。
来年2018年OSJトレイルランニングレースシリーズは、さらにパワーアップして選手の皆さんをお待ちしております。
最後に、コース作りから大会当日運営、撤収まで関わっていただいた地元関係者の皆さま、悪天候にもかかわらず最後まで長時間ご協力いただいたボランティアスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。