2019年、OSJトレイルランニングシリーズ、
第1戦「奄美ジャングルトレイル」。
南国の奄美大島。
とはいえ、強烈な寒波来襲により雨と曇の日が続き、
奄美大島もさすがに冷え込んだ。
受付・競技説明会
大会前日も、どんより曇空。
受付会場になっている「奄美市AiAiひろば」。
お昼過ぎ、選手らが徐々に来だした。
(2017年 50K優勝者の牧野公則選手(記録 3:46:51)、OSJ初参加でスカイランナーの吉住友里選手も!)
天候不良によるフライトの遅延があったものの、
選手受付を済ませた選手らの大半が、
ウェルカムパーティー・競技説明会に参加していた。
昨夏の豪雨によって、倒木箇所が多数……。
大会当日
大会当日。小雨まじりの夜明け前。
50Kの選手が、スタート会場の「宇検村役場」に集まりだす。
荷物預かりを済ませ、開会式、そしてスタートに備えていた。
雨も止み、明るくなった朝。
8時に予定通り50Kがスタート。出走者は104名。
曇りでやや涼しい、走りやすいコンディションだ。
続いて10時。20Kがスタート。78名が駆け出した。
例年、奄美大島の暖かい気候が、リザルトの明暗を分けている。
だが、今年は違った。走るにはちょうどいい涼しさだったのだ。
50K、20K共に、標高差があまりないコースレイアウトだが、
走れてしまう林道としっかり走れる脚力が試される。
各エイドステーションには、南国みかん「タンカン」、
乳酸菌発酵飲料「ミキ」などが提供され、例年どおり好評だったようだ。
終盤にはテクニカルかつ滑りやすいトレイルが待っている。
50KのTOPを制したのは、若手の横内佑太朗選手(3:45:45)。
牧野選手が横内選手を追うカタチとなった。
なにを隠そう、横内選手は上武大学の元箱根ランナー(6区)。
女子TOPは、吉住選手(4:32:27)。
男子を入れた総合順位でも第5位をマークした。
20Kでは、田辺勉選手(1:52:20)がTOPでフィニッシュ。
これで、2016年から4回連続チャンピオンとなった。
50K出走者数:104名 完走者数:102名(完走率:98%)
20K出走者数:78名 完走者数:77名(完走率:99%)
50Kの部(男子) |
50Kの部(女子) |
総合順位 |
No. |
氏名 |
都道府県 |
総合記録 |
総合順位 |
No. |
氏名 |
都道府県 |
総合記録 |
1 |
85 |
横内 佑太朗 |
茨城県 |
3:45:45 |
1 |
112 |
吉住 友里 |
大阪府 |
4:32:27 |
2 |
73 |
牧野 公則 |
山梨県 |
3:53:07 |
2 |
90 |
石田 知世巳 |
京都府 |
5:28:50 |
3 |
2 |
町田 知宏 |
東京都 |
4:06:50 |
3 |
111 |
山本 庸子 |
大阪府 |
5:30:21 |
4 |
84 |
山谷 良登 |
長野県 |
4:13:02 |
4 |
115 |
渡辺 まゆみ |
東京都 |
5:30:54 |
5 |
5 |
井口 心平 |
京都府 |
4:40:18 |
5 |
91 |
伊藤 真由美 |
兵庫県 |
5:47:39 |
20Kの部(男子) |
20Kの部(女子) |
総合順位 |
No. |
氏名 |
都道府県 |
総合記録 |
総合順位 |
No. |
氏名 |
都道府県 |
総合記録 |
1 |
1084 |
田辺 勉 |
埼玉県 |
1:52:20 |
1 |
1077 |
長井 香 |
沖縄県 |
2:42:55 |
2 |
1008 |
岩崎 純 |
鹿児島県 |
1:55:00 |
2 |
1071 |
越光 真奈美 |
神奈川県 |
2:54:25 |
3 |
1060 |
森田 昌吾 |
鹿児島県 |
1:59:37 |
3 |
1078 |
成山 育恵 |
鹿児島県 |
3:00:39 |
4 |
1019 |
国分 信哉 |
鹿児島県 |
2:06:25 |
4 |
1072 |
近藤 みどり |
鹿児島県 |
3:10:55 |
5 |
1034 |
手島 陽介 |
鹿児島県 |
2:10:54 |
5 |
1066 |
伊藤 優 |
沖縄県 |
3:16:34 |
表彰パーティー
奄美大島満喫パーティーでは、奄美大島の料理やお酒が大いに振舞われた。
播本カメラマンによるスライドショーを皮切りに、表彰式では入賞者を称え、
皆、島唄の演奏に心躍らせた。
最後はジャンケン大会。
黒糖焼酎、パワーバー、大島紬小物など、
いつもより多めの品々が参加者たちの手に渡った。
(2018シリーズ優勝の田辺選手にはトロフィーが授与されることに!)
こうして、OSJトレイルランニングレースシリーズは、
今年も、奄美でアツいアツい幕開けを迎えた。
Text Kenji Okuyama
photographer Akihiko Harimoto