台風14号の発生で、小海町は木曜から雨。
大会前日の受付は、受付時間をゼッケン番号で指定した事もあり混雑無く実施された。
受付会場には、コンプレスポーツ/パワーバー/チャレンジャー/ニューハレ等のフルラインナップを展示。
多くの選手が手に触れ、購入頂けた。
受付を完了した18時から各自のエイド用テント設営開始。
50張以上のテントが設営された。
大会当日、スタート前のセレモニーでは小海町 町長 黒澤弘様から無念の昨年中止を含め大会開催への強い想いをお話頂いた。
予定通り5時スタート。
426名(男子:278名・女子:48名)の選手が一斉にコースに飛び出して行った。
コースは、林道、舗装路、登山道、舗装路、林道、舗装路と、バリエーションに富んだ(約35km)を5周回。
林道・トレイルでは長く降り続いた雨で、川・沼の様になっている難所も場所も多い。
1周回を終え最初の帰ってきたのは、牧野公則選手(No.5)。
この悪コンディションの中、3時間32分と驚異的なタイム。
しかも、エイドサポート無しでの完全ソロ。
続くは、前本選手3時間41分、菊嶋選手3時間42分。
女子は、大石由美子選手(No.332)が、2位林選手に10分の差をつけて戻ってきた。
2周回を終え戻ってきたのは、牧野公則選手(No.5)で周回ラップ1位(4時間15分)で1位を維持。
女子トップは、吉田千暁選手(No.333)。2位、3位の大石選手・林選手とは僅差で3選手エイドワーク。
3周目に最初に入ったのは、2周回3位の林絵里選手エイドワークでの時間で逆転。
3周回に入る頃から、予報通り雨が弱まってきた。
3周回を終え戻ってきたのは、牧野選手。1位を維持しているが、2位との差が詰まってきている。
2位、3位はほぼ同タイムで、奥宮選手・白川選手。
白川選手は、3周回ラップ1位。
4周回には雨も上がり、夜のパート。
ペーサーを付けた選手は、この周回から頼もしいパートナーと周回に入った。
最初に戻ってきたのは、白川裕登選手(No.150)。周回ラップも1位。
2位牧野選手、3位奥宮選手と続いた。
女子は、黒田清美選手(No.343)を2位林選手が48分差で追う展開。
3周回出来た選手は66%でしたが、4周回出来た選手は36%と一気にふるい落とされた。
レース開始から24時間が経過する頃から、トップ選手の通過報告が無線に入って来た。
薄明るくなって来た時、トップの白川裕登選手(No.150)( 24時間47分59秒)がフィニッシュ。
フィニッシュ制限は、スタートから36時間後の夕方17時。
4周回時点で、制限時間28時間をクリアした152名の選手が最終回の5周目に入った。
制限時間まで最大で8時間あるとはいえ、選手たちは最後の力を振り絞り、フィニッシュに向かう。
女子トップは、黒田清美選手(No.343)(30時間8分01秒)。
完走人数:118名(男子:107名・女子:11名)
完走率:28%
厳しいコンディションで例年を下回る完走率となった。
photographer Akihiko Harimoto
男子 | 女子 | ||||||
総合 順位 |
No. | 氏名 | 総合記録 | 総合 順位 |
No. | 氏名 | 総合記録 |
1 | 150 | 白川 裕登 | 24:47:59 | 1 | 343 | 黒田 清美 | 30:08:01 |
2 | 5 | 牧野 公則 | 25:20:40 | 2 | 334 | 浅原 かおり | 30:56:09 |
3 | 361 | 奥宮 俊祐 | 26:19:10 | 3 | 353 | 林 絵里 | 31:12:13 |
4 | 102 | 北野 翔 | 26:24:45 | 4 | 333 | 吉田 千暁 | 31:14:31 |
5 | 161 | 鈴木 祐児 | 27:14:37 | 5 | 346 | 澤田 由紀子 | 33:37:40 |