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エントリーリスト・リザルト

選手受付日、午前中は大雨…

ONTAKE50の受付日、9月22日は朝から大雨となった。
その理由は中国を北西に進むと予想されていた台風14号の進路が大きく変わり、日本に上陸してしまったからだ。温帯低気圧に変わったものの、前線が活発となり、王滝村でも午前中は雨が降り続いた。
本来であれば、22日はマウンテンバイクのレースが行われていた筈だった。大会中止を公表したのが、金曜日だったが、海外の選手をはじめ、遠方の選手は王滝村に到着していた為、参加賞を受け取りに来る選手も見受けられた。逆にONTAKE50の選手は大会当日(23日)の受付も実施することから、選手受付に集まった選手は一部のみ。その為、受付のスタッフにもゆとりがあり、出展していたナガノトマト様のブースでケチャップやサルサソース等を購入していた。


大会当日は晴天に恵まれる

大会当日は朝から好天に恵まれ、予想通り、当日受付の選手が列を作った。
ONTAKE50にはロング(約54km)、ショート(約25km)の2カテゴリーがあり、スタート場所はロングが受付会場でもある松原スポーツ公園だが、ショートは氷が瀬と言う松原スポーツ公園から3kmほど離れた場所となる為、シャトルバス等で選手は移動する。スタート時間は共に23日の午前7時。設置されたタイマーのカウントダウンが終わり、両カテゴリーの選手が一斉にスタートした。
今年から大会名が王滝ダートマラソンからONTAKE50に変更され、コースも7月のONTAKE100の後半部分の約50kmを使用する。最初の50kmが無いとこうも違うのか。先頭集団は急な上り坂もお構いなく走って登っていく。そして、この日は比較的気温が低く、前半のウォーターステーションに寄る選手が少ない。高速のレース展開となった。


大会の結果は…

そんな高速レースを制したのは、ロングの部が星野大輔選手。タイムは4時間7分7秒。続いて野坂伸吾選手、城戸口元磨選手と続いた。女子では、林楓選手が5時間19分42秒で優勝。OSJトレイルランニングシリーズ、女性で唯一のシリーズ参加をしている冨澤いずみ選手が2位、3位が黒田清美選手と言う結果だった。
一方、ショート部門は水口駿介選手が昨年の王滝ダートマラソンのシュートに続き、優勝。2位に大野勇人選手、3位が松島和彦選手。女子の優勝が水口麻美選手で、ショート部門は水口夫妻がアベック優勝となった。2位が池田清子選手。3位が市川奈津子選手となった。好条件がそろった今大会。そのせいもあってか、完走率はロングが98.9%。ショートは100%と言う結果に終わった。そして、今大会の男子70位、女子30位までの選手に2025年のONTAKE100の優先エントリー権が付与される。表彰式の際、ロング優勝の星野選手からは、「来年のONTAKE100で活躍したい」、と言う声が聞かれたので、今から楽しみだ。


御嶽山の麓

晴天に恵まれた今大会。コース上の所々で、御嶽山を眺めることが出来たと思う。その御嶽山も大会終了から4日後の27日に噴火から10年を迎え、現在では山頂まで登ることも出来るようになった。ONTAKE100の後や、今大会の後、延泊して登りに行った選手もいるのではないかと思う。ONTAKE100、50のコースは国有林の為、通常では立ち入りが出来ないが、御嶽山に登ったり、これからの時期はスキー·スノーボードなどで是非王滝村を訪れてみて欲しい。大会の出場が目的だとゆっくりする時間も少なく、地元の良さを感じる前に帰宅、と言うことが多々あると思う。サップやカヌーなどアクティブに過ごすも良し、静かな自然の中でのんびり過ごすのも良し。王滝村では滝行も行える。大会以外でも、王滝村と言う魅力的な場所を、是非訪れてみて欲しい。 

文 J.I

【ロングリザルト】
総合男子 総合女子
総合順位 氏名 記録 総合順位 氏名 記録
1 星野 大輔 4:07:07 1 林 楓 5:19:42
2 野坂 伸吾 4:13:33 2 冨澤 いずみ 5:23:32
3 城戸口 元磨 4:19:01 3 黒田 清美 5:47:24
4 小林 遼志 4:22:19 4 保坂 康惠 5:55:38
5 玉井 僚 4:44:42 5 関谷 真子 5:57:01
■出走数:285名 / 完走者:282名 / 完走率98.9%

【ショートリザルト】
総合男子 総合女子
総合順位 氏名 記録 総合順位 氏名 記録
1 水口 駿介 1:52:02 1 水口 麻美 2:25:47
2 大野 勇人 1:54:02 2 池田 清子 2:45:46
3 松島 和彦 2:02:12 3 市川 奈津子 2:57:57
4 高野 忠臣 2:09:40 4 前田 久美子 3:09:11
5 尾島 慎満 2:13:33 5 八木澤 恭子 3:14:21
■出走数:出走数:49名 / 完走者49名 / 完走率:100%

受付日




大会当日


photographer Akihiko Harimoto