レポート


 前日は箱根でクラブハウスプログラムのトレイルランツーリングを開催していて携帯が繋がりにくく、夕方、会社から「やっと繋がった!」と電話が。なにやら座間味村の島内放送で「開催を予定していたRWS・イン・座間味が順延になりました。」と放送され、宿泊場所より参加者へ中止の案内がされているとのこと。早速、座間味島の現地実行委員会に問い合わせたところ、いろいろな方々の意見が錯綜していて、どうなっているのやら判断がつかず、とりあえずHPで「開催準備中なのでご安心を。」と掲載して、翌日、座間味島へと旅立った。

 那覇到着後、実行委員会へ連絡したら、現地にて緊急会議が開かれ、「やはり台風の接近により今回は中止を決定しました。」と。座間味島へのフェリー乗り場の泊港より参加者へ中止の連絡をと、おおわらわ。

 夕刻、座間味島に到着。同じフェリーに今回の参加者がちらほらと。早速会議を行い、今後の対応の打ち合わせ。中止といえども、すでに飛行機、宿泊を予約しているので、多くの方々が座間味島にやってくるだろうと予想し、レースは出来なくてもわざわざお越しいただく参加者のために交流パーティーは開催しようと意見がまとまった。

 レース前日(のはずだった)、予想以上のスイマーたちが来島した。その数は約150名!参加を予定していた人の半数に近い。こちらが謝る前に「今回は残念でしたね。」とかえって労いの言葉をかけてくれる人が多く、RWSの参加者は心優しい方ばかりと実感した。

 夕方の交流パーティー。当初は有料の予定だったが、座間味村のみなさんのご好意で全員招待ということになった。地魚などの島料理が振舞われ、オリオンビールに泡盛の飲み放題と、座間味島の歓迎振りに、今回来島してくれたスイマーたちには島の気持ちが伝わったのではないかと思う。

 小さな島々で行う海のイベント。素人目に見ると平穏そうに思える海でも、島と島の間には、大きかったり、速かったり、不規則だったりと、様々な潮の流れがあり、特に台風が接近しているときはその影響が大きい。海の偉大さ、美しさ、そして怖さは島人が一番知っている。

 今回、参加を予定していた人たちには、中止になってしまって、本当に申し訳なく思っている。その気持ちは参加者を迎え入れる座間味島のみなさんのほうが大きいかもしれない。次回、開催の時はまた座間味島へぜひともお越しください。


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