ラフウォータースイム・イン・宮古島 レポート
【リザルト】

 10月13日、沖縄地方上空。青空を一直線に飛ぶジェットの機窓より、遥かに広がる紺碧の海原を見下ろす。機内放送にて案内される島々は2006年ラフウォーターシリーズが開催されてきた思い出の諸舞台だ。さんご礁に囲まれ白い砂浜が広がるヨロン島。透明度抜群の海で無人島をリレーした座間味島。そして今回のレース会場となる舞台は、その南の先に位置する宮古島だ。ハッピー太郎のレポート第2弾は、ラフウォータースイム・イン・宮古島 ジャパンシリーズ・チャンピオンシップ!今年5月、竹富町小浜島からスタートしたシリーズはいよいよ最終戦を迎える!!
 本大会のレース会場は宮古島トライアスロンのスイム会場としても有名な東急リゾート前浜ビーチ。続々と集まる選手たちの目的は多種様々。今後のレースを睨みこの会場で調整を行う者、RWSポイントランキングの上位入賞を狙う者、美しい海を堪能し完泳を目指す者、旅行ついでにたまたま参加する者、レース終了後の宴に命を懸ける者。。それぞれの思惑を持ち、全国各地から250名近いスイマー、トライアスリート、そしてフツーの人達?がこの宮古島の舞台に降り立った!


 レース当日。時折白い雲がふわふわと舞う心地よい好天!5キロの部はフィニッシュゲートより500mほど離れた砂浜からのスタート、ビーチを移動する。


 午前9時、さあ準備OK!島を包み始めた陽光が85名の選手達の背を照らす。お馴染みタッキーのカウントダウン、そして鳴り響くスタートフォン。選手が一斉に飛び出した!コースは750mの直線を行き来する周回ルート。スタートから思い思いのペースでレースが進む。先頭集団は女性スイマー!平下心選手、ラフウォーターキング竹本丈志選手、三重県からの強豪マッスルスイマー西村俊一選手。そしてOSJラフウォーターセミナーの講師でもある守谷雅之選手(モリマサ)・佐藤慶太選手の5人の壮絶なバトルとなった!折り返しのブイは、桟橋から間近でレースを観戦できる迫力のポイント。応援にも力が入る。結果は平下選手が僅差での勝利!準優勝の竹本選手は惜しくもラスト数メートルのところで電池切れ。海を漂うハニワと化した。。


 そして3Kの部。桟橋から入水してのフローティングスタート。エントリーは76名。注目は地元からの参加「宮古島ジュニアトライアスロン」のちびっ子スイマー達!迎え撃つは5キロ「男子の部」優勝の竹本選手32歳!の大人子供対決。素晴しい力泳を見せる子供たち。しかし、流石は大人気ない大人、竹本選手が終始リードを保ち貫禄の勝利を飾った!準優勝は砂川将士選手13歳!続いて古謝孝明選手11歳が見事3位入賞。女性トップは川崎富士子選手が勝ち取った。また、今大会最高齢の丸田選手81歳もエントリー。惜しくも完泳はならなかったが2.25キロを見事に泳ぎきり、会場のみんなに感動を与えてくれた!


 続くは1.5キロの部。5キロ勝者の平下選手、またまた登場竹本選手。そして恐るべきちびっ子達。今回初めて海を泳ぐというチャレンジャー諸君や、5キロからリレーまでの総距離10.5キロを全てバタフライで泳ぎきろうという「恐怖のバッタ男」橋本敦選手等など。老若男女入り乱れての96名がエントリー!今大会の特徴は男女比がほぼ半々。泳力的にも全く引けをとらない女性陣の活躍も目立つ。そして結果はなんと5キロを制した女性スイマー平下選手が2冠達成!見事な総合優勝!続いて竹本選手「男子の部」1位!おめでとう!ガクー!そして総合3位争いは歴史に残るデットヒート。ラスト数メートルまで続いた体当たりバトルを制し、最初にフィニッシュゲートに飛び込んだのは関西ドルフィン代表、秦敏洋選手!その後わずか2秒差で海王の「社長」こと山本秀逸選手が4位と続いた。そして総合5位は川満葵選手13歳が見事女子の準優勝を飾った!


 最終種目は1キロ×3人のリレー。今回は趣向を凝らし、バトンとなる計測チップを受け取った次の泳者は陸路を走り、桟橋からのテイクオフ!参加数28チーム、84名のスイマーがエントリーした。今回もハッピー太郎の出動!と行きたかったが、チャンス無し。。ガク(リレーメンバーがいなくて困っていたアナタ!次回は是非お声掛け願いたい!ナンチテ)優勝は、5キロ1.5キロとワンツーフィニッシュを飾った平下・竹本両選手と1.5キロ4位の山本選手がチームを組んだ「ちょいわるこころ!名古屋支店」が勝利した!


 さあ表彰式!待ちに待ったパーティの開始だ。食べきれないほどの料理にビールや泡盛。琉球島太鼓に獅子舞の乱入!そして会場のみんなが輪になり踊りだすラフウォーターいつもの光景。中締めの全体記念撮影を行い、シリーズ最後の宴はひとまず幕を閉じた。


 レポートの最後に。3キロの部で見事年齢別1位を飾った計測スイマー清本選手のお言葉。「今回の海は穏やかでRoughウォーターではなかったけれど、皆さんの笑顔が、素敵なLaughの大会でした!」
 今年のラフウォーターシリーズも笑顔で幕を閉じました!来年もまた笑顔でお会いしましょう!


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