SELF-DISCAVERY ADVENTURE SERIES 2016

今年で16年目を迎えました9月の「セルフディスカバリーアドベンチャー・クロスマウンテンバイク」。パワースポーツが運営する大会の中で、一番歴史のある大会です。開催した当時は所謂MTBブームで、街中ではMTBで駆け抜ける多くのサイクリストをみかけたものです。この大会を企画した時、ワンウェイ100km、それも全てダート道という厳しいコースに、一体、何名の参加者が集まるのだろうかと、不安な思いを抱きながら募集開始をしたのを思い出します。けれど、第一回大会は予想を大きく上回り、約300名のサイクリストを王滝村に迎えることが出来ました。その後、世間ではMTBブームが過ぎ去るのですが、この大会は年々参加者が増え続け、今尚、王滝村でのMTBブースは去ることがありません。そして今年の大会では約1500名のサイクリストを迎え、大盛況で開催することが出来ました。

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受付&パーティー


ファンライド


開催月が9月と、台風の時期でもあり、今まで開催した16回のうち、半分くらいは雨天での開催だったのではないでしょうか。そして今年も雨。しかも大雨。幸いだったのは気温が高かったこと。おかげで低体温症のリスクを軽減することが出来ました。コースの路面はというと、雨天が続いていたのでかなりガレていて、終始、尖った浮石がゴロゴロとした路面でした。けれど悪天候や悪コンディションの方がみなさん慎重に走り、好天の時よりもけが人が少なく、今年は救急車の出番が少なかったように思えます。一部大量の雨で車輪が半分浸かり、バイクを押して渡らなければならない箇所がありましたが、緊急のスタッフ配置、そして選手同士の助け合いで、乗り切ることが出来ました。

スタート前



過去100km種目で7時間を切らないと参加することが出来ない120km種目には、池田選手・松本選手・山中選手・國井選手・竹谷選手等お馴染みのベテランライダー、そして宮津選手・岡本選手等、成長著しいたくさんの若手ライダーも参戦しました。レース展開は池田選手と宮津選手の二人が後続を引き離し、終盤までデットヒート。最後は若手の宮津選手が一歩抜け出し、そのままフィニッシュで、初優勝を飾りました。女子の120kmは終始トップを譲らず、圧巻の走りを見せた野下選手が優勝しました。もっとも参加者の多い100km種目には約700名が参戦。男子は粘りの走りで松本選手が優勝、女子は田崎選手が優勝しました。

レース


フィニッシュ


表彰式


マウンテンバイカーを魅了するこのレース。コースはすべて林道で、それ程テクニカルではなく、体力と精神力を持ち合わせていれば、ロードバイカーやトライアスリートでも完走可能です。このレースに興味を持たれた方は、いきなり100kmではなく、まずは42kmにチャレンジして、ステップアップしていただければと思います。来年も多くのサイクリストが王滝村に訪れますように!

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