「木曽町の市町村合併10周年記念のイベントでウルトラマラソンを開催したいんだけど。」と相談を受けたのは、今年2月の東京マラソンエキスポ会場でのこと。その時に訪れた木曽町のTさん(とっても偉い人)は大きなマップを広げ、木曽町の観光名所を巡る壮大なコースを嬉しそうに説明してくれました。
開催日はパワースポーツの年間スケジュールを考慮していただき、8月30日ということになりました。けど準備時間に半年しかありません。トレイルレースと違って、ロードレース、しかもウルトラマラソンという100キロのコースには、交差点毎にスタッフが選手及び車両の誘導をしなければならず、エイドステーションも5〜10kmの間に設置することになり、必要なスタッフは膨大な数になるはず。そんなスタッフの確保、道路使用許可等、開催に至る様々な要素を半年間でクリア出来、開催することが出来るのか不安ではありましたが、木曽町さんの心意気とパワースポーツの経験値がミックスされ、「第一回木曽町グレートトラバース100kmウルトラマラソン」のレースDAYを迎えることが出来ました。
パワースポーツは参加者募集、レース進行、計測業務、スタート・フィニシュエリア設営、関門スタッフ等を担当したのですが、コース上及びエイドステーションスタッフは木曽町さんが担当され、木曽町さんで集めたスタッフ数は参加者数を上回り500名に至りました。各エイドステーションではその地の名産品をご用意いただき、参加者は大満足。終日雨模様とあいにくの天気でしたが、沿道には老若男女問わず多くの方々が大会の小旗を振って応援してくれました。
終わってみれば、木曽町さんのパワーを肌身に感じ、これほどまでにホスピタリティーに溢れた大会は初めてと運営しながら思いました。この大会はあくまで市町村合併10周年記念としてのイベントで、継続が約束されている大会ではありません。今後、この大会が開催されるかは、木曽町さんの住民のみなさんご意見、参加された方々のご意見等が、大きな鍵になってくると思います。(参加されたみなさん、木曽町さんにレースの感想を!)
まだまだ御嶽山噴火の傷が癒えぬ、木曽地域。観光客が減少している中、各体地域とタッグを組んで、アウトドアスポーツで少しでも地域活性化に貢献出来るよう、頑張りたいと思います。今回、参加されたみなさん、木曽町のみなさん、本当にありがとうございました。この大会が継続されることをお祈りしております!
リザルト:男子
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リザルト:女子
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