OSJ ONTAKE100OSJ ONTAKE100

エントリーリスト・リザルト

選手受付日(6月17日)

開催時期が6月17日~18日、梅雨真っ只中の開催となる山中温泉トレイルレース。
しかしながら、昨年に続き、今年も雨の予報はなく、受付日を迎えた。
今年も受付は山中温泉の中心地、「山中座」。
受付開始時間の14時前から選手の姿が見受けられ、受付の準備完了後、14時少し前から選手の受付が始まった。80Kには2022年と大きく変わらない約450名がエントリー。
30Kは昨年が約160名だったが、今年から募集定員を増やしたところ、約240名のエントリーがあった。30Kの選手受付を大会当日の18日(日)にも実施することになったことがエントリー数増加につながったのではないだろうか。

大会当日(6月18日)

80Kのスタート時間は午前5時。ただ、夏至に日程が限りなく近いため、選手が集まり 始める時間には既に日が昇りはじめ、気温もジワジワと上昇を始めた。厳しいレースになる予感がする…。
スタートセレモニーの最中、選手たちにはちょっとしたサプライズが用意されていた。
山中温泉トレイルがUTMBシリーズになるかもしれない、と言うアナウンスがあった。
UTMBアジアのスタッフが大会の視察に来ていて、30Kは一緒に走る、と言う。
いつかはUTMB…。そう考えているランナーも多いはず。そのシリーズ戦が日本で開催されるかもしれない。そんな高揚感の中、2023 OSJ山中温泉トレイルレースのスタートが切られた。

80Kのコースの中間地点にあたる県民の森では30Kに出場する選手がスタートラインに集まり出した頃、80Kのトップ集団が県民の森を通過し始めた。そして、その勢いのままに80Kを制したのはディフェンディングチャンピオンの西方勇人選手。2位には谷川照樹選手、3位は河内陽介選手が入り、東海勢が1・2・3と強さを発揮した。
女子ではFUJIでも6位入賞の冨澤いずみ選手が優勝、佐藤直美選手が2位、影山絢子選手が3位と言う結果となった。

順番が前後するが、西方選手のフィニッシュ約30分前、30Kのトップ選手がフィニッシュを迎えていた。
30Kのチャンピオンは黒河輝信選手。途中まで先頭でレースを引っ張っていた荒木諒選手が2位、3位には千代勝博選手がフィニッシュゲートを潜った。
30K女子のトップは大掛香織選手。総合でもTOP10に入る快走だった。2位は2022年大会のチャンピオン、三味美帆子選手、3位は棚田のぞみ選手が入賞した。

日中は30Kの選手のフィニッシュが続き、夕方以降となると80Kの選手も山中座に帰ってきた。30Kの完走率は例年通り90%以上。80Kの完走率は約45%。昨年の31.5%と比べると大幅アップとなった。この結果は選手一人ひとりの努力の賜物ではないだろうか。
山中座には夜遅くまでフィニッシュした選手の歓喜の声が響いていた。
今年は多くの地元の方がスタッフとして大会に携わっていただいた為、山中座では配置から戻ったスタッフがフィニッシュした選手を労う光景を多く目にした。

多くの地元の方が大会に参加していただいた結果、大会と選手に一体感が生まれ、大会自体も良い方向に進んでくれる、そんな雰囲気を感じた。

より地域に密着した大会に育って行って欲しい、と願いつつも、来年はUTMBシリーズになっている可能性もある。
山中温泉トレイルレースの今後に期待したい。


photographer I.Noda
【80Kリザルト】
総合男子 総合女子
総合順位 氏名 記録 総合順位 氏名 記録
1

西方 勇人 10:07:56 1

冨澤 いずみ 13:34:33
2

谷川 照樹 10:10:57 2

佐藤 直美 13:49:17
3

河内 陽介 10:16:31 3

影山 絢子 14:10:40
4

村田 諒 10:45:18 4

柳村 香奈 14:46:27
5

宮川 朋史 10:52:57 5

志賀 郁子 15:17:55
■ 出走数:406名 / 完走者:182名 / 完走率:44.8%

【30Kリザルト】
総合男子 総合女子
総合順位 氏名 記録 総合順位 氏名 記録
1

黒河 輝信 3:35:32 1

大掛 香織 4:19:34
2

荒木 諒 3:42:20 2

三味 美帆子 4:37:34
3

千代 勝博 3:55:32 3

棚田 のぞみ 4:52:57
4

出口 善崇 3:55:41 4

須藤 吉仕子 4:59:01
5

長谷川 湧人 4:03:32 5

道下 恵 5:05:19
■ 出走数:215名 / 完走者:196名 / 完走率:91.2%