9月18日(日)クロスマウンテンバイク当日。ここ2年天気に恵まれなかったが、今年は澄み渡る朝焼けが選手を出迎えた。これから王滝村の大自然に立ち向かうきれいに磨かれたマウンテンバイクたちが、メイン会場前に構えられたスタートゲートから整然と列を成していった。クロスマウンテンバイク100Kと100K+20K(120k)はここからレースが始まる。予定通りAM6:00にスタートした。鈴ヶ沢林道入り口までは先導車のあとを走る。色とりどりのバイクジャージに身を包んだ約850名のマウンテンバイカーたちが、約2Kのアプローチロード埋め尽くし進んでいくその光景は圧巻である。先導車の運転手の腕は振るえ、コースディレクターもそのときばかりは鳥肌が立つ。鈴ヶ沢林道に入り先導車が外れ、解放された選手たちはここから戦闘開始だ。
42KのスタートはAM7:00、スタート地点の滝越はメイン会場から約10K離れているため、余裕を持って移動しなければならない。約10Kの道のりはアスファルト道で、それほどアップダウンはきつくなくウォーミングアップとしてちょうどいい。そして予定通りのAM7:00、約600名のマウンテンバイカーたちが一斉にスタートした。42Kは林道からスタートで初めから戦闘モード。スタートから約8K続くアスファルト道を快調に飛ばし、そこからガレたジープ道を駆け上がっていった。
この日は気温が30度近くまで上がり、チェックポイントごとのエイドステーションの水は頻繁に搬送された。王滝村の沢水や川の水は飲料も可能で、いたるところにある天然エイドステーションは大盛況。パンクやメカトラブルも多く、道端でせっせと修理している姿が多く見られた。特筆すべきことは例年よりもコース上に落ちているゴミが非常に少なかったことだ。レース終了後軽トラックで落ちているゴミを拾うのだが、毎年サプリメント、パンクチューブ、バイクボトルなど荷台一杯になるゴミが、今年は半分くらいに減った。マナーを守るバイカーが増えたことは喜ばしいことだ。
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