「セルフディスカバリーアドベンチャーレース・イン・屋久島」
開催リポート! |
昨年は3人1組のアドベンチャーレースとして開催された屋久島大会。今年は「マウンテンペアマッチチャレンジ」に生まれ変わり開催!世界遺産「屋久島」を舞台に、日本でもほとんど例のない、ステージ形式2人1組マウンテントレイルランニングレースです!新生屋久島大会には全国各地より5チーム10名の選手が集結。楽しくも熱い戦いが繰り広げられました。
|
大会前日は午後より参加受付。上屋久町前広場に参加選手が続々やって来る。おなじみアートスポーツの袋に入った参加Tシャツなどの配布物とともにコースマップ・チェックポイントカードを渡す。参加選手が5組10名と伝えると「たったそれだけ・・・」という声が返ってくると思いきや、「やったー、完走すれば入賞だー!」と前向きなお言葉が返ってくる。なんとも嬉しい限りです。今年の屋久島は他の地域と同様に台風による被害があり、コースが大丈夫か心配されましたが、前日夜までの作業によりなんとか問題なく準備は終了し一安心。しかし、大会当日の天気予報は曇りのち雨・降水確率50%。霧の発生も予想され、参加者の安全を考えた末、第1ステージはカットし第2ステージからのスタートに変更。あとは明日の天候が良くなるのを祈るばかり。
|
大会当日。朝5時からの最終出走登録に集ってくる選手達。一様に眠さとスタート前の興奮と不安とわくわくが入り混じった表情である。スタートが変更になったため、用意した車で受付会場よりスタート地点の白谷雲水峡へ20分間の移動。到着し競技説明ののち、予定より40分後の6時40分に競技スタート!まだ薄暗い原始の森へ10名の選手があっという間に吸い込まれていく。第2ステージ(最初のステージ)は白谷雲水峡から高塚小屋までの、屋久島の代表的スポットである縄文杉やウイルソン株、大王株などを通るステージ。まだ早い時間のため一般の登山客は少なく軽快に登山道を進む選手達。すれ違う登山客達からの応援を受けながら高塚小屋を一路目指す。スタートを2時間過ぎて最初に高塚小屋に現われたのは「チームひまわり」大畠・松下ペア。唯一の混合チームは疲れも見せず余裕の表情で次の第3ステージへ。その後30分以内に4チームが無事第2ステージをクリア。10時30分の制限時間は余裕でクリアし第3ステージへ。
|
第3ステージは高塚小屋から姥ヶ岩屋までの山頂付近を越えるコース。前半は宮之浦岳や永田岳の山頂のすぐ麓を通り、中盤の鹿野沢付近は熊笹が生い茂る湿原になっている。多少雨が落ちてくるも、その後それ程崩れることはなく、チームによっては十分に景色を堪能できた様子。ステージゴールの姥ヶ岩屋にトップの「チームひまわり」が到着し、2位の「コラボレート“まどかRC&いんでぃぺんどんと”」廣田・藤下ペア(男子チーム)がほぼ20分あとに続く。後続の「居酒屋「八」」齋藤・藤井ペア(男子チーム)、「ファンライドOGK
woman」今倉・坪井ペア(女子チーム)、「green leaf」高地・山_ペア(女子チーム)は約1時間後にほぼまとまって続く展開。
|
最終の第4ステージは姥ヶ岩屋から永田浜地区の登山道終点までのほぼ下りのコース。だらだらと長い下りがこれでもかと続き選手たちの体力をじわじわと消耗させてゆく。1人では辛いコースも、ペアで励ましあいながら乗り越えていけるのがペアマッチレースの特色である。
|
終始リードを保ち、大きなサロモンのぼりのゴールゲートをくぐって優勝を飾ったのは「チームひまわり」大畠・松下ペア!大畠さんは富士登山競走で女子優勝経験のあるトップアスリートで貫禄の優勝。2位は「コラボレート“まどかRC&いんでぃぺんでんと”」廣田・藤下ペア。トップに10分差まで詰め寄る健闘を見せ、最終ステージのラップタイムはトップでフィニッシュし意地を見せた。後続の3チームも午後4時すぎに相次いでゴールを迎え、全チームが無事完走し競技は終了を迎えた。5チーム10名の選手はトップクラスの山岳レーサから初めての山岳レース参加者まで、さまざまで、普段はトライアスリートのある参加者は、はきなれたアシックスのトライアスロン専用ランニングシューズでの参加で、滑りやすいソールながら、見事に完走を遂げたのでした。
|
表彰式は急遽内容を変更し、スタッフや・一部の選手が宿泊する「民宿八重岳」の畳ルームにてパーティーも兼ねて開催。選手・スタッフ総勢で20名あまりのアットホームな表彰式&パーティー。第5位のチームから優勝チームまで、協賛各社(ワコールCW-X・ゴールドウィン
ノースフェイス・パワーバー)より豪華賞品とメダルが進呈されました。普通の大会ではありえない形式ではありましたが、選手・スタッフとも旧知の親友であるが如く、和気あいあいと表彰パーティーは盛り上がったのでした。
|
マウンテンペアマッチチャレンジin 屋久島をもちまして、今年の弊社パワースポーツ主催イベントは無事終了を迎えました。ご参加いただいた全ての参加者・協賛各社・関係者・スタッフに改めて御礼申し上げます。屋久島大会を含め、来年も今年以上に盛り沢山で大会開催を予定しています。この大会の中にあなたの知らない景色、そして自分自身が必ずあるはずです。来年はぜひあなたもそれを見つけに来てください。
それではまた来年お会いしましょう!! |