ラフウォータースイム・イン・座間味レポート1
【05座間味リザルト】
【05座間味レポート】

 今年で5回目を迎える「RWS座間味大会」。いままでのRWSシリーズで過去最高人数の延べ414名のスイマーが参加。その中でも慶良間諸島という島々が点在する地形を生かしたチーム種目「スイムエキデン」の人気が高く、定員20チームをはるかに超える46チームのエントリーがあり、座間味村の協力で各チームを先導する33艇のカヤックを確保することが出来たが、残念ながら13チームの参加を断らずにいられなかったのが、とても心残りだった。
 開催準備で大会スタッフは6月8日(水)に座間味島へ到着。じりじりと肌を焦がす灼熱の太陽の下、コース設定や会場設営など、座間味村のみなさんの協力で着々と準備は進められた。9日(木)大会2日前、座間味島を思う存分満喫しようと、一足早く来島したスイマーも少なくなかった。そして10日(金)。高速船やフェリーで続々と参加選手が到着。我々大会スタッフは来島した参加選手を迎え、選手登録を行う。大会当日の選手登録の混雑を緩和するため、昨年から各大会で始めた前日の選手登録もすっかり定着したようだ。この日は午後から古座間味ビーチで開催する個人種目のコース説明、夕刻からは阿真ビーチでおこなわれる「スイムエキデン」の競技説明会が行われた。この競技説明会では各チームのオリジナルフラッグの受け取りと地元カヤッカーの抽選会も行われた。
ここで簡単にスイムエキデンの説明をしておこう。チームメンバーは4名(もしくは3名)。第1泳者が座間味島阿真ビーチをスタートし約1.2K先の嘉比(がひ)島まで泳ぎ、島で待つ第2泳者にたすき(スイムキャップ)を繋ぐ。第2泳者は約0.8K先の安慶名敷(あげなしく)島まで泳ぐ。そこで第3泳者にたすきを繋ぎ、第3泳者は再び嘉比(がひ)島へ。そして、最終の第4泳者にたすきを繋ぎ、最終泳者はスタート地点の阿真ビーチまで泳ぐという座間味島ならではの「スイムエキデン」だ。各チームには必ずカヤックが伴走する。そのカヤックに各チームのフラッグが掲げられる。各島で待つチームメンバーや阿真ビーチの観客は、遠くに見えるチームフラッグでそれぞれのチームの位置が解るという設定だ。各泳者の泳力や潮流などの影響によるチームメンバーの担当区間の配置、そして、カヤッカーの伴走も重要な役割となってくる。
第1区   阿真ビーチ⇒⇒⇒⇒⇒⇒嘉比島  約1.2K
第2区   嘉比島⇒⇒⇒⇒⇒⇒安慶名敷島  約0.8K
第3区   安慶名敷島⇒⇒⇒⇒⇒⇒嘉比島  約0.8K
第4区   嘉比島⇒⇒⇒⇒⇒⇒ 阿真ビーチ 約1.2K


5kの部
 いよいよ大会当日。まずは個人種目が古座間味ビーチで行われた。最初の種目は5Kの部。AM8:30、座間味村中村村長のスタート合図のもと、106名のスイマーが一斉にスタートした。結果はRWSシリーズ初参戦の武田隆秀選手が2位以下を大きく引き離し、座間味大会新記録1時間10分57秒で優勝。第2集団から抜け出し、2位をキープしたのは桜井智和選手。「ハッピースイム」で実力をつけてきた丸山幸太郎選手は堂々の3位となった。続いて大健闘したのは成長著しい西郡美樹選手が総合4位女子優勝を果たした。昨年座間味大会優勝の中島優子選手は惜しくも準優勝。そして、河原崎桂子選手が3位と続いた。



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